新型コロナウイルスの感染拡大防止による外出自粛や休業要請によって普及した「オンライン飲み会」。
LINEやZoomといったさまざまなツールを利用して行うことができます。
そんな中新たに登場したのが「SpatialChat」です。
オンライン飲み会のリアリティーが追求された「距離」を導入したチャットツール。
「SpatialChat」についてご紹介します。
利用料金無料のチャットツール「SpatialChat」。
最大50人の同時利用が可能なサービスです。オンライン飲み会の主催者以外はユーザー登録も必要がなく、名前を入力するだけで参加可能という手軽さ。ブラウザのサービスなのでアプリのインストールも必要ありません。
参加者が多ければ多いほど全員との会話が難しくなるのがオンライン飲み会。
誰かが司会のような役割を担って会話を回していく必要があります。
「SpatialChat」と同じく料金無料のビデオ会議ツールである「Zoom」では、参加者を複数のグループに分割する機能が搭載されています。
しかし、これでは他のグループの話はわからないため、各グループ毎のオンライン飲み会になってしまうでしょう。
「SpatialChat」では、人数が多くてもアイコンを移動するだけで複数のグループを作成したり、グループ間の移動もできたりするのです。
みんなで飲み会をしている感じがあり、他のツールのオンライン飲み会の問題点をクリアしています。
この「距離」を導入している点が他のビデオ会議ツールと一線を画す「SpatialChat」の特徴です。
ログインしたユーザーが丸いアイコンで表示されており、マウスやタッチ操作で自由に画面内を移動できます。
その際、ユーザーのアイコン同士の距離が近ければ声が聞こえ会話ができるのですが、画面上でアイコンの距離を離すと声が小さくなって、完全に離れてしまうと声が聞こえなくなるという、物理的な「距離」の感じを再現しているのです。
グループ同士の距離が近ければ他のグループの会話が後ろで何となく聞こえる状況で、自分達のグループは別の会話で盛り上がっている、気になる話題がでていたら、スッとグループの移動も可能という現実の飲み会に近い体験ができます。
テキストチャットができないので、Facebookなど他のテキストチャットができるツールも併用できる状態にしておくと良いでしょう。そのためパソコンで行うのがおすすめです。
YouTubeで音楽をみんなで楽しんだり、画像を貼り付けて楽しんだりビデオチャットツールとして充実している「SpatialChat」。
他のユーザーのアイコンが非表示になるほど画面上で離れると音声が一切聞こえなくなります。それを利用して、気になる異性と2人きりの会話を楽しむこともできるんです。
しかし、1度設定したURLは変更できず、パスワードも設定できない仕様なので、いつでもURLを知っている人が出入りできる状態なので、セキュリティは強くありません。
2人での会話を邪魔されたくなければ、「SpatialChat」を出会いの場として、他のツールでやり取りすると良いでしょう。
まずは「SpatialChat」で距離感を楽しめるオンライン飲み会を体感してみてください。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂