60代後半にはいると、特に女性は子どもが独立したり、夫に先立たれたり、仕事をリタイアしたりと人生の中でほっとひと息つく時期。
これから好きなことをして悠々自適な生活を送れると楽しく思っていた方も多いでしょう。
しかし、誰かのためにずっと家事や仕事をしてきた中で、突然一人の寂しさに気づいてしまうことがあるのです。
新型コロナウイルスのせいで自粛期間中は2ヶ月以上人と会って話すこともなかったという方も少なくありません。
そんな時に知人や家族から「最近は年配者も出会いの場を求めて活動し、結婚までしている」と聞いたら、興味がわくでしょう。
一人暮らしを心配した子どもたちから勧められることも。
婚活パーティーに足を運ぶまでのことは考えていなくとも、オンライン婚活パーティーやマッチングアプリを使ってやりとりをして、たまにお茶をしたり、ご飯を一緒に食べたりしてくれる人だけでいいなど、一人ではないと感じさせてくれるパートナーがお互い欲しくなるのです。
中高年層がスマホを活用できないというイメージはありますが、実は若者より活用している方もいらっしゃいます。
60代のスマホの所有率は2015年の33％から19年は68％へと急増。70代の所有率も19年は41％と4割を超えているのです（※NTTドコモモバイル社会研究所調べ）。
シニア層もスマホのアプリを活用して、結婚相手や恋人を探すために、より手軽に異性との出会いの場を求めるようになってきています。
こうした婚活のニーズに合わせて、シニア向けのマッチングアプリも登場してきています。
会員の2割以上が50代以上というマッチングアプリもあり、独身はもちろん、再婚の方もカップリングしやすい傾向にあります。
プロフィールには、未婚や離別、子どもの有無にいつまでに結婚した以下の意思表示、価値観や人となりを重視したいことが盛り込むとお相手の知りたいことを網羅することができるでしょう。
50代や60代が集まる企画のオンライン婚活パーティーはコンスタントに行われているので参加可能ですが、その上の世代は高齢者に適したマッチングアプリが出会いを求められます。
会話のキャッチボールができて、清潔感がある素敵な方は70代や80代でもマッチングに成功しています。
70代の女性が50代の男性とマッチングして連絡先を交換する、といったこともあるので、ぜひ実りある人生を送るためにも素敵な出会いを見つけていただきたいです。
監修：エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂