「コロナが流行る前は、親にいい人はいないのかとそれとなく言われるようになってきて、焦って仕事以外の時間はずっとマッチングアプリとにらめっこしていました。
とにかく「運命の相手との出会いのタイミングを逃がしてはいけない」と必死に婚活をしていたんです。
外出自粛をしなくてはならなくなった時もこれでマッチングした人と会えなくなってしまうと焦っていました。
しかし、実際に家にずっといると、まずデートの約束を取り付ける必要もないですし、休日に詰め込んでいた婚活の予定がないことも普通になったんです。
外出自粛期間が長くなればその謎の婚活への義務感から解放されて、肩の力抜けました。
結果的に、今は本当に会いたいと思う人とだけやりとりを続けています。」(20代 アパレル)
婚活を「しなければいけない」と義務感に駆られて行っているとなかなかうまくいかないことが多いです。
必死になってやっていて婚活疲れを起こしてしまい、少し婚活から離れたくなる時も出てくるもの。
コロナ禍による外出自粛中でなくとも自分磨きに時間をとっているとふと上手く回り出すことがあります。
それがまさに出会いのタイミングなのでしょう。
「高望みをしたら結婚できなくなるかもしれないと思ってしまって、例え希望通りの相手でなくても「公務員だし」「優しそうだし」と無理矢理自分を納得させて、とりあえず結婚さえできれば誰でもいいくらいの勢いでした。
婚活パーティーで出会った人ともお見合いで出会った人とも妥協で付き合っている感や渋々付き合っている感が出てしまっていたのかなかなかうまくいかず。
そんな中、外出期間中にずっと家で一人でいることに慣れた頃、「無理矢理結婚しなくていいのかもしれない」と思いだしたんです。
ガツガツ見つけていこうと思わなくなったころ、オンライン婚活パーティーで出会った男性とやりとりを続けているうちに、ありのままの自分を受け止めてくれる男性がいいという希望が一番ということに気づいて、そこから出会いにつながりました」(30代 事務職)
男性への希望が高すぎて、選ぶ立場になってしまっている婚活中の女性はもちろん成就までに時間がかかってしまいます。
しかし逆に自己肯定感が低かったり、とにかく結婚さえできればと男性に対する希望がなさすぎたりしても婚活はうまくいかないものです。
無理矢理自分を納得させて、妥協で結婚しても結婚してから上手くいかなくなるのではないでしょうか。
どうしても自分がゆずれない希望を結婚してからの自分をイメージして確立しておくとその価値観が合うお相手をみつければいいのでスムーズになります。
「BEFOREコロナ中は、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという気持ちで婚活をしていました。婚活サイトやアプリでは「とりあえずいいね」しておこう、お見合いを申し込まれたら「とりあえず会って」おこう、みたいな感じです。それでいい人だったらラッキーみたいな感じで。
でも「一応」や「とりあえず」で会った人って別に「会いたい」とか「気になる」人じゃないので、連絡を取ったり、デートの約束をしたりして自分を着飾って会うことに疲れてしまっていました。
コロナ禍の外出自粛で「とりあえず会う」ができなくなって、自分の時間がもてるようになってからは、本当にいいなと思う人にだけ「いいね」するようになり、オンラインお見合いも自分が気になる人に申込みをするようになったら、「とりあえず」の人と会うことがなくなったので、不要な時間が減り、婚活の効率が上がったと思います。」(30代 保育士)
お見合いを申し込まれたときにえり好みばかりしていると、全くお見合いを申し込まれなくなったり、話してみるとフィーリングが合うという人をスルーしてしまったりということがあります。
婚活アドバイザーとしては、申し込まれたらお見合いされることをおすすめしますが、何も考えずに「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という気持ちでお見合いされてはお相手の方にも失礼です。どこかしら気になる、会ってみたい、興味があると思った方とお見合いしないと、お見合いをするために準備した時間やお見合いしている時間も無駄になってしまうでしょう。素敵な出会いにつながるように、お相手のプロフィールにしっかりと目を通してお相手に歩み寄る努力をしてから出会いの場に出かけてください。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂