コロナ禍で売れたもの、売れなくなったものランキング

新型コロナウイルスが世界を襲う中、これからしばらくは生活様式や働き方を変えなければならない状況が続きます。そうなると当然一般市民の消費動向も変わります。
ここでは、コロナ禍で売れたものや売れなくなったものを、食品・医療品・雑貨・化粧品を中心にご紹介。中には意外なものも含まれており、大変興味深いです。

目次

  1. コロナ禍で売れたもの(インテージSRIより出典)
  2. コロナ禍で売れなくなったもの(インテージSRIより出典)

コロナ禍で売れたもの(インテージSRIより出典)

1位:うがい薬
2位:エッセンス類(バニラエッセンスなど)
3位:プレミックス(ホットケーキミックスなど)4位:ビデオテープ
5位:殺菌消毒剤
6位:小麦粉
7位:ホイップクリーム
8位:石鹸
9位:家庭用手袋
10位:住居用クリーナー

うがい薬は対前年比359.1%の伸びを見せました。ハンドソープやマスクは多少の買い置きがあっても、うがい薬については買い置きをしている家庭は少ないため、爆発的に売れたようです。
その他にも、5位に入った殺菌消毒剤、8位の石鹸のほか、体温計、マスクなども

かなり売れており、未だに品薄が続いています。

学校の休校が続き、子どもと過ごす日々が増え、売れているのがおかし作りに関するもの。2位のエッセンス類(バニラエッセンスなど)、3位のプレミックス(ホットケーキミックスなど)、6位の小麦粉、7位のホイップクリームは、いずれも子どもと一緒におやつ作りが楽しめる商品。品薄が続く中、フリマサイトで転売する輩も出てきて問題視されました。

また夫がテレワークになり、子どもの家にずっといるとなると、当然家の中は汚れますし、食品もたくさん買わなければならなくなります。
9位の家庭用手袋、10位の住居用クリーナーなどは家の中をメンテナンスするためと考えられます。
その他にも、簡単に食べられる冷凍食品やパスタ、パスタソース、カップ麺なども売れています。
飲食店に行けない代わりに家飲みが増え、アルコール類の売上も伸びています。

コロナ禍で売れなくなったもの(インテージSRIより出典)

1位:鎮暈剤(ちんうんざい)-酔い止め
2位:口紅
3位:日焼け止め
4位:強心剤(漢方薬)
5位:テーピング
6位:写真用フィルム
7位:チーク
8位:ファンデーション
9位:コールド(クレンジング)&マッサージ
10位:おしろい

1位は意外にも酔い止めでした。前年比22.2%となり、8割近い減少となりました。ゴールデンウイークがあり、気候もよく、一般的には外出の機会が増える時期。今年は巣ごもり生活が続き、外出する機会が減ったため、子どもが酔い止めを飲む機会が大幅に減ったことが考えられます。
また、車で外出する機会が減り、運転者の眠気防止に関連するものも売り上げが減少しました。

ランキングで半分を占めているのが女性の化粧品類。2位の口紅、3位の日焼け止め、7位のチーク、8位のファンデーション、9位のコールド(クレンジング)&マッサージ、10位のおしろいなど、女性が外出の機会が減ると使用頻度が大幅に減るものに関して、売り上げが減っています。
普段なら女性客でごったがえすデパートの化粧品売り場。デパート業界の悲鳴が聞こえてきそうです。

4位の強心剤(漢方薬)は、海外から来る観光客が爆買いする商品のひとつ。日本産の漢方薬の品質は非常に高く、本場中国をしのぐほど。世界シェアは8割以上とも言われています。観光客が減ったため、売り上げが大きく落ちたことが考えられます。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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