しかし今ではリアルで全く会ったことがないお二人が、オンライン婚活で出会い、オンラインデートを重ね、オンラインでプロポーズをして結婚に至るという事例が出ているんです。
このご時世だからというのもありますし、彼・彼女の前でうまく言葉を紡ぐことが難しいと考える人が多いという背景もあり、「オンラインプロポーズ」、流行る予感です！
新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけ、外出自粛する状況下で、婚活パーティーや合コンなどの婚活イベントが中止されることになり、婚活を進めてきたお二人もお出かけデートの機会が激減。
自宅待機中は結婚願望が強い方、特に独り暮らしの女性にとっては不安や心配、心細さが強くなりました。
また、仕事の先行きが見えない、収入や生活面への不安などから未婚の男女共に婚活に対する気持ちが強くなったことをふまえ、「オンライン婚活」や「オンラインデート」、「オンラインプロポーズ」といったオンラインを活用した新しい恋愛や婚活にニーズが生まれました。
もともとオンラインゲームで出会った方やマッチングアプリで出会った方がそのまま結婚に至るなど、流行る要素はあったということが考えられます。
実際にアメリカでは結婚されている方の1/3がオンラインでの出会いです。
オンライン婚活パーティーで出会い、オンラインデートを重ねてきたお二人。
共通点は早く結婚がしたいことです。
そのため、オンライン婚活は移動時間や食事代などがかからず、婚活パーティーで出会った後でもデートをしてみて合わないと判断したら短時間で切り上げることができます。
なにより時間的コストがかからないことが大きいのです。
仕事や恋愛、育児などの結婚後の話など、婚活でよくある問題も、オンライン婚活だからこそしっかりと話し合いができるので結婚に向けての価値観の摺り合わせができます。
お金をかけて贅沢させてくれる男性を探している女性や、遊び半分で女性を探している男性に時間を割くことを防ぐこともできるでしょう。
オンラインデートはまだまだ「これが定番」というデートパターンが確立されているわけではありません。
お二人でデートを楽しむためにアイディアを出す必要があるので、その点でもお互いの趣味嗜好が浮き彫りになり、合うかどうかがわかりますね。
オンラインプロポーズもまだまだこれから。アイディアは十人十色です。成功例をご紹介します。
普段はLINE電話でデートを行っている彼が、「ZOOMでデートしよう」といいだし、しばらくいつも通りの何気ない会話の後で「今日はふたりの将来のための話を進めて行きたい」とプロポーズ。「年内に入籍したい」と返事した彼女に、二人が一緒に住むための物件探しをするため彼が画面を共有。新居を探すためにZOOMデートにしたと種明かししたのでした。
普段はZOOMでお互いに時間を決めてデートしていたお二人。
出会って3ヶ月の記念日に突然彼からLINE電話が。彼女は愛犬のお散歩中でした。彼は画面越しにダイヤの指輪を用意してプロポーズ。
彼女は驚きましたが「私を選んでくれてありがとう」と返し、晴れて婚約となりました。
他にもZOOMで相手のご両親と顔合わせをしたり、一緒に住むための用意をしたりしているという方の声もネット上で散見されます。
このコロナ禍でオンライン上で出会い、実際には全く合わずに結婚を決めた方が増える中、コロナが収束した後もオンラインプロポーズは定番プロポーズとして確立されていく可能性が高いでしょう。
監修：エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂