香水は1回ひと吹き程度しか使用しないので、なかなか無くならないですよね。基本的に1度開封した香水の使用期限は1年間、未開封の場合で3年と言われています。
開封した香水は、1年たっていきなり劣化するのではなく、日光や空気にさらされることで徐々に劣化していきます。香水は様々な香料を絶妙なブレンドによって構成されていますので、劣化によりだんだんと本来の香りではなくなってしまいます。
ですので、何種類も香水を使い分けたい方は、1年程度で使いきれるボトルのものを選ぶようにしましょう。
また、少しでも劣化のスピードを抑えるには、ボトルのフタはしっかりと締めることと、冷暗所で保管することの2点です。香水を保管するのに最も最適な温度は15℃以下となっていますので、大切な香水の場合は冷蔵庫で保管するものアリです。
なお、香水は日光だけでなく蛍光灯の光でも劣化します。キレイでオシャレな香水は部屋のディスプレーとして飾っている方もいらっしゃるかもしれませんが、光を遮断する専用の化粧ボックス内で保管する方が良いでしょう。
劣化して色が変わったり、油のような匂いがする、光に透かすと不純物が浮いているという状態になったものは、すぐに破棄するようにしましょう。ただし香水の中身を流しやトイレで流してはいけません。
ビニール袋の中に新聞紙を入れて、その中に残った香水をしみこませて捨てましょう。
使用シーン:普段使いや仕事などで淡く香りをつけたいとき
香りの持続時間:3~4時間
つける場所:腰まわりや太もも、ひざの裏などの下半身
使用シーン:デートなどしっかり香りをつけたいとき
香りの持続時間:5~7時間
つける場所:うなじや耳の後ろ、腕などの上半身
使用シーン:プライベートのリラックスタイムにほのかな香りを楽しみたいとき
香りの持続時間:1時間
つける場所:好きなところにつけてOK
香水をつけるベストタイミングはお出かけする前の30分~1時間前が良いとされています。
香水は時間とともに香りが3段階に変化するように作られていますので、デートの場合は最も良い香りが良いタイミングで香るよう計算してつけましょう。
香水をつけてすぐの香りをトップノートと言います。香水に含まれたアルコールの香りが強く、10分ほど続きます。
香水をつけてから30分~1時間ほどたってから香る香りのことです。香水の本来の香りともいうべきもので、ハートノートとも呼ばれています。
ミドルノートは約3時間ほど続きます。
香水の効果が切れかける前の香りのことをラストノートと言います。ベースノート、ボトムノートとも呼ばれます。
つけている人の体臭となじんで、独自の香りになります。
香水をつける時に、やってはいけない行為があります。
服の上から香水を吹きかけると、香水の種類によってはシミになることがあります。必ず肌につけましょう
香りの成分がつぶれてしまいますので、こするのはNGです。なじませたいのであれば、指先を立てて、トントンと肌に充てるようにして広げましょう。
香水に消臭効果はありません。つけすぎになる上に匂いが混じって大変なことになりますので、清潔な身体につけるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。意外と知らなかった!ということがあったかもしれませんね。
香水はご自身は良い香りだと思っていても、他の方からは不快に感じる場合もあります。TPOとマナーを守って香水を楽しむようにしてくださいね。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂