恋愛心理学「ピーク・エンドの法則」とは

婚活パーティーや婚活イベント、オンライン婚活パーティーでも大切になってくる「第一印象」
第一印象がその後のその人の評価や好感度を大きく左右するのはご存知でしょう。
婚活パーティー中や終わった後に、もっとも感情が動いた時や連絡先交換、その後のやりとりが終わった時の記憶が、その日の婚活パーティー全体の印象を決定させる、つまり終わりよければすべてよし状態にお相手をコントロールできたらどうでしょうか。
上手に使えば次のデートの約束も取り付けやすくなる「ピーク・エンドの法則」をご紹介しましょう。

目次

  1. 「ピーク・エンドの法則」とは
  2. オンライン婚活パーティーに使える「ピーク・エンドの法則」

「ピーク・エンドの法則」とは

最も感情が動いたとき(ピーク)と、一連の出来事が終わったとき(エンド)の記憶だけで、ある経験についての全体的な印象が決定されるという法則が「ピーク・エンドの法則」です。
たとえば、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークに行くと、アトラクションには長い行列ができています。
だいたい1時間から長いと3時間に及ぶことも珍しくないでしょう。2時間並んでもアトラクションを楽しむ時間はせいぜい5分程度。
冷静に考えると時間がもったいないように感じます。しかし、それでも5分間の楽しみのために膨大な時間を行列に捧げて良いと思えてしまうのはそこに「ピーク・エンドの法則」が働いているからです。
アトラクションを楽しんでいる間の5分間は、最も感情が動く「ピーク」であり、同時に一連の出来事が終わる「エンド」にもあたります。
つまり行列に並んでいる間のソワソワしたりイライラしたりしている苦痛や退屈はすべてアトラクションを楽しむ5分間の記憶によってかき消されてしまい、ほとんど記憶に残らずに全体として高い満足感を得るということになるのです。
飲食店などに並んだときもそうではないでしょうか?
美味しい料理を食べた喜びがピーク・エンドの体験として残り、並んでいた時に味わった暑さ寒さや脚の痛みなどを圧倒するため、「並んでも食べて良かった」といういい思い出として残るのです。

オンライン婚活パーティーに使える「ピーク・エンドの法則」

オンライン婚活パーティーで次の人に移るまでの流れでもピーク・エンドの法則が活用できます。
まずは感じのいい挨拶。お相手が画面に現れたら、にっこり笑顔で自己紹介を始めます。
重要なのはお相手に興味があるという印象を与えること。
趣味や休日の過ごし方などに力を入れてリアクションを返したり積極的に質問をしたりしてお相手が気持ちよく話をする「ピーク」を作ってあげましょう。
上手に「ピーク」を作ってあげれば、「楽しい」「気が合いそう」というプラスの印象を作ることができます。
そして時間になって次の人に移動する時に、「また後で」「またね」と一言伝えましょう。「エンド」の演出です。
だいたいこの場面では「ありがとうございました」と言うだけで終わってしまうことが多いでしょう。
しかし、ここで期待を持たせる意味での「また後で」と伝えると、始まる前から「脈がない」と思われることはありません。
何気ない、ですが意外と効果的な一言になるのです。
1vs1の会話中にこの人いいな、と思った時には「ピーク・エンドの法則」を上手に使ってお相手の気持ちをグッと引き寄せてみてください。

法則をうまく使ってお相手の心をうまくつかめたら素敵ですね!

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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