恋愛心理学「メラビアンの法則」とは

婚活パーティーや婚活イベント、オンライン婚活パーティーでも大切になってくる「第一印象」。
第一印象がその後のその人の評価や好感度を大きく左右するのはご存知でしょう。
第一印象が悪いと次に合える可能性は低くなりますし、会えて何か行動を起こしたとしても好意的に受け止めもらいにくいものです。
その第一印象を左右する「メラビアンの法則」をご紹介します。

目次

  1. メラビアンの法則とは
  2. メラビアンの法則3つの要素
  3. メラビアンの法則を婚活に活かす

メラビアンの法則とは

アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが1970年代に検証実験をし、提唱した、非言語コミュニケーションの重要性を説く法則が「メラビアンの法則」です。
初対面の人について情報が入ってきたときに人は「視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%」で判断すると考えられています。
つまり第一印象が良いか悪いかを左右する要素です。
仕事の相手など繰り返し会う相手であれば第一印象から良くなる可能性もありますが、最初の印象がよくないと悪い印象を持たれ続ける可能性もあります。
これがお見合いや婚活パーティーになると第一印象はその後のすべてを決めてしまう可能性も高いので良い関係を築いていくためにとても大切です。

メラビアンの法則3つの要素

3Vの法則と言われる、Verbal:言語情報、Vocal:聴覚情報、Visual:視覚情報。
この3つを一致させることにより、相手により説得性のあるメッセージを送り、第一印象を好印象にもっていくことができます。

視覚情報

相手の態度や表情、目線やしぐさといった、見た目から受け取れる情報のことを指す資格情報。
3つの要素の中でも55%と最も多くの割合を占めます。
五感を使った非言語のコミュニケーションであり、気持ちや想いといった相手の感情を言語以外の部分で読み取るものです。
好印象を与える視覚情報であれば、言語化が難しい情報が伝わり、スムーズな意思疎通ができます。

聴覚情報

相手が話している声の大きさやトーン、話す速さや話し方といった「聴覚情報」は、「視覚情報」と同じ非言語コミュニケーションです。
3つの要素における割合は38%とされています。
「視覚情報」と「聴覚情報」を合わせるとその割合は93%となり、初対面の相手とのコミュニケーションの9割以上を非言語コミュニケーションである「視覚情報」と「聴覚情報」が占めていることがわかるでしょう。

言語情報

相手の話している内容や言葉である「言語情報」。
メラビアンの法則3つの要素における7%の割合となります。
メールや手紙、言葉のみによる言語コミュニケーションで、それらを使い明確に相手に情報を伝えることです。
ただし、「視覚情報」「聴覚情報」に比べると、気持ちや感情を伝えることが難しくなります。
言葉だけのコミュニケーションではうまく気持ちが伝わりにくいのです。

メラビアンの法則を婚活に活かす

メラビアンの法則の要素である「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つが一致することによって相手に与える印象が変わります。
婚活で活かすコツをご紹介しましょう。

清潔感のある服装で

見た目がすべてではありませんが、相手の懐に入るためにはやはり「視覚情報」は大切です。
婚活パーティーに参加している相手が清潔感のある服装であれば、それだけでも好印象です。婚活にかける意気込みが感じられますし、異性に不快感を与えないようにと考えていることが伝わります。

表情と言葉を一致させる

日本人は謙虚を美徳としているので、普段から自分のことを褒めたり承認することがありません。だからこそ、他人に褒めてもらい、魅力を認めてもらうことで恥ずかしさは感じるものの、うれしさや喜びにつながります。
婚活パーティーで相手に「とても素敵な笑顔の方ですね」と伝えたい場合、つい過度に緊張してしまい、硬い表情で伝えたとしたら、相手にうまく伝わりません。
「お世辞では?」「本当は素敵だと思っていないでは?」と疑われる可能性が高いでしょう。
笑顔ややわらかい表情で伝えることで、相手に好印象を与えることができます。

ワントーン高めで話す

明るく元気な声であいさつすると、最初にいい印象を与えられます。
低いトーンで楽しい話をされても相手に矛盾を与えてしまうでしょう。
ワントーン上げて相手のことを褒めることを考え、メラビアンの法則3つの要素に矛盾のない情報を相手におくることで、第一印象をより良くできるのです。
婚活パーティーなど出会いの場で上手に活かせれば、良いご縁に巡り合えるでしょう。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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