従兄弟や同級生が結婚したという話を聞くと決まって「次はあなたの番だね」なんて言われるのではないでしょうか。
今年は新型コロナウイルスの影響で帰省を自粛した方も多いでしょうけれど、ご両親やご親戚はなぜ早く結婚をと勧めてくるのでしょう。
実は言う側はたいしたことだと思っていません。冗談半分の世間話、単なるノリの会話なのです。
特に親戚の場合は、「いい人なんていないんだろうな」と思いながら聞いていることが多く、たまに会うだけで話題がないのでとりあえず言ってみたという感じでしょう。
言われる側は婚活を進めていて頑張っていたり、出会いを探している過程で傷ついたりしていることもあるのでかなりの苦痛で迷惑ですが、相手はなんとも思っていないので、ニコニコ流すかハッキリ言うことでその場では言われなくなります。
まず、親戚の方はほぼ会話ネタで言っているだけです。結婚したらしたで今度は「子どもはまだか」と言ってくるだけなので受け流しましょう。
本気で心配しており、代理婚活で動きそうな親御様の場合は対処が必要です。
●興味なし
「今は結婚にいっさい興味がない」
「結婚を考えていないので期待されても厳しいよ」
これを伝えるとご両親は憤慨してさらに追い打ちをかけかねませんが、何を言われても「興味がない」で通しましょう。
●連絡します
「これから先にできたときにはこちらからすぐ報告するので」
「心配しなくてもいつかは出会えるからこっちから教えるよ」
今は仕事に集中したいから、といった理由だけではいろいろ言われるかもしれません。
しかし、こちらからできたら連絡すると言ってしまえば、相手はそれ以上何も言えないでしょう。
●嫌だとハッキリ
「結婚しろ結婚しろってばっかり言われるのは居心地が悪い、もう帰らないよ?」
「こればっかり言われ続けるなら実家に帰るのが嫌になる」
実家から出て一人暮らしをしている子どもが帰ってくるのは親の楽しみです。
それが自分の何気ない一言やちょっと心配に思っていることを伝えただけなのに帰ってこなくなると言われるのであれば、もう言わなくなるでしょう。
地方出身者は古い慣習から「結婚する」ことは当たり前のことです。
世間話でもノリでも悪気があって相手は言っているわけではありません。
とはいえ「言ってほしくない」という意思表示をしているのに話を続けて嫌な思いをさせられるのであれば、帰省をやめましょう。
嫌な気持ちをもつことは婚活の弊害になります。
家族であろうと嫌な気持ちばかり感じさせる相手とは距離を取る方がいいでしょう。
さほど嫌ではなければ帰省して、笑顔で楽しく過ごすことをおすすめします。それが親孝行です。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂