意外かもしれませんが、男性が女性の学歴に気後れして引いてしまうという姿は婚活の場ではそんなにみません。
引け目を感じたり、ライバル心を燃やしたりしてしまうのは女性に多く見られる傾向です。
ハイスペックな女性は男性にもハイスペックを求めます。
●高学歴でも収入はそれほど高くない男性の場合
高学歴ではあるけれど、収入が高くない男性は、女性の収入が高いとおもしろく感じません。
結婚後に見下されたり尻に敷かれたりしそうという心配があるからです。
学歴が高い故のプライドの高さが婚活の邪魔をしているのでしょう。
●高学歴・高収入の男性の場合
高学歴で高収入の男性は、自分と同じくらい稼げる女性の方が頼もしい、話が分かると考えている傾向があります。
女性もどんどん稼ぐ方がよいと考え、ハイスペ女子に魅力を感じるのです。
「男性に頼られているみたいで嫌」と捉えるか、「同じ立場として考えてくれて嬉しい」と感じるかで結婚相手に選ばれる女性かどうかが決まります。
男性に選ばれないのは、「ハイスペックだから」ではなく、ハイスペックである自分に対する「自意識過剰な態度」によるものではないでしょうか。
ハイスペックな女性からは「大学院卒だから、男性が卑屈になってしまってうまくいかない」「大手企業勤務なので、男性が引いてしまう」という話がよく出ます。
実際のところ、東大卒であっても有名企業で勤務していても結婚している女性は普通にいますし、必ず男性が女性より高学歴・高収入ということもありません。ハイスペックな女性が妥協したということもないのです。
もちろん格差が気になってお付き合いや結婚に至らないこともありますが、「この女性と結婚したい」と本気で考えていたら草食系といわれる男性でもスペックなど気にせず果敢にアプローチしていきます。
「スペックで引かれる」と思われるのであれば、男性に選ばれるためにスペックの高さを気にされない程の魅力を身につけるしかないのです。
「男性がハイスペックな私に引け目を感じている」と考えていること自体がうまくいかない理由ともいえます。
「いつか自分に見合う人が現れる」と現実を見ないで男性を下にみていることが、自然と男性側に伝わっているのです。
少し視点を変えて、自分からお相手を探しに行ってみませんか。
結婚相手となる男性に対する条件にこだわることは悪いことではありません。
自分の将来が心配で、目に見える男性の価値を通して幸せになれるか測っている、婚活に対してきまじめで慎重な女性ほど自分より上の男性を求めてしまいます。
つまり、男性が「ハイスペックな女性」を避けているのではなく、女性が「自分よりスペックの低い男性を受け入れられない」ということです。
威圧的な態度でも上から目線ということでもないハイスペックな女性が婚活を上手く進められないのは、自分自身が男性を避けているから。
目で見てわかりやすい価値だけにとらわれず、もっと世界を広げてみましょう。
共働きの現代はハイスペックな女性を求めている男性も少なくありません。
ハイスペックであることを褒められたら、素直に喜べる女性が男性とうまくいくのです。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂