コロナとどう付き合っていくのかを考えよう 夏のマスクの着用編

新型コロナウイルスの勢いが収まるよう気配もなく、もう半年が過ぎようとしています。
特に日本各地で梅雨明けがした8月から急激に気温が上昇し、連日35度以上の猛暑日を記録している地域もあり、環境省が今年から導入した「熱中症警戒アラート」は毎日のように発動されています。
そんな中、熱中症で救急搬送される人も多く、医療現場もひっ迫しているなんていうニュースをよく目にします。
そこで厄介なのが熱中症の症状が新型コロナと非常に症状が似ていて区別しにくいということが問題として挙げられます。

目次

  1. 夏のマスク着用で熱中症にならないために
  2. 熱中症予防はここに注意!
  3. 体調に異変を感じたら?

夏のマスク着用で熱中症にならないために

炎天下や気温の高い空間に長時間いることで、体温の調整機能が乱れ、熱が体内に閉じ込められ、体が火照り、頭痛などを引き起こします。
一方、新型コロナウイルスでは、発熱や息苦しさ、倦怠感があり、味覚や臭覚に以上をきたすこともありますが、熱中症でもそのような症状になる場合があります。
連日報道されていますが、熱中症と新型コロナウイルスの症状は非常に似ているため自己判断をするのは大変危険です。
また、医療機関を逼迫させないためにも熱中症にならないよう、一人ひとり気を付けて行動することが求められています。
熱中症にならないために、どのような部分に注意したらいいのでしょうか?

熱中症予防はここに注意!

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本が求められています。

1.身体的距離の確保
2.マスクの着用
3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践すること

ただし、以下のことに注意が必要です。

1.マスクの着用について
マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用が推奨されていますが、マスクを着用していない場合と比べ、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることも。
特に高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなります。
屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。

2.エアコンを使用する

熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効ですが、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇などで十分に換気をしましょう。換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整も必要です。

体調に異変を感じたら?

少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動しましょう。
熱中症かなと思ったら、まずは500ミリリットルのペットボトル1本分の水分を取って風通しがよく、涼しい場所で休みましょう。

軽症の熱中症であればだんだん症状は改善されますが、それでも回復しない場合は、重度の熱中症かコロナの可能性があるので、医師や保健所に相談しましょう。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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