かわいい猫や犬に会えるネコカフェや犬カフェ。コーヒーや紅茶を飲みながら遊んでいる猫や犬を眺められるだけでなく、だっこしたりエサをあげたりして実際に触れ合えるので、ほとんどのお客さんが飲食ではなくそっちを目的に訪れます。
最近では猫や犬だけにとどまらず、小鳥やハリネズミ、爬虫類といったさまざまなニーズに合うたくさんの動物カフェが増えてきました。中でも注目はフクロウカフェ。トリップアドバイザーやSNSで人気を博し、海外からのお客さんも多く訪れています。
そんな数ある動物カフェの火付け役はやはりネコカフェですが、実は日本発祥ではなく台湾がルーツ。1998年創業の「猫花園(マオホアユエン)」という喫茶店が元祖だと言われています。
猫や犬は見ているだけでもかわいいですが、触れ合うことで心理学的にも癒し効果が非常に高く健康に良いことがわかっています。
これは赤ちゃんをだっこしたときなどに分泌される、通称「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンという物質の作用によるもの。さらに最近の研究ではさらに、動物のかわいい写真や映像を観るだけでもオキシトシンは分泌されることがわかっています。
一人暮らしの淋しさやコロナ疲れのストレスを感じている人などは、猫や犬と触れ合えばきっと癒されるはず。ネコカフェやドックカフェに行くことが難しい人も、ぜひインターネットで動物のかわいい動画を観て幸せを感じましょう。
動物カフェで気持ち良く楽しむためにはルールを守る必要があります。猫や犬だけでなくいろいろな動物と触れ合えるカフェがあることは前述のとおりですが、動物の種類や数、鑑賞方法などによって守らなければいけない注意事項もさまざま。たとえば、写真撮影自体は許可されていてもフラッシュは禁止、など細かく決められています。
共通して言えるのは、動物たちを乱暴に扱ったり、彼らが嫌がることをしたりしては絶対いけないということ。
動物たちに触れる前にお店で決められている注意事項を必ず確認してから、ルールを守って楽しんでください。
長引く自粛生活だからこそ求められるネコカフェやドックカフェの癒しですが、最近は苦境に立たされているのをご存知でしょうか?
捨て猫などを保護して引き取り手を探す「保護ネコカフェ」では、利用者が激減していることで収入が絶たれ、新たな猫を保護できないという悪循環が起こっています。業界団体によると、全国に112店舗ある保護ネコカフェのうちおよそ半数が休業中。一方で、エサ代や家賃、光熱費といった固定費は削減できないため経営を圧迫しているそう。
そこで各店舗では動画サイトに保護中の猫の映像をアップして里親探しをしたり、VR対応動画をライブ配信してチャットを通じた投げ銭を募ったり、経営努力を続けています。
自宅で動物カフェ映像を観ると同時に、ぜひクラウドファンディングなどにも参加してみてはいかがでしょうか?
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂