緊急事態宣言中にオンラインお見合いで交際にカップルのケースです。
女性が感染のリスクを考えてオンラインデートなどオンラインでのやり取りをしたいと考えていたとします。
しかし男性は実際に女性に早く会いたかったため「昼間、風通しのいいオープンカフェでランチをしましょう」と誘いました。
女性は嫌われたくないとは思いましたが「緊急事態宣言が解除されるまではリアルにお会いするのは避けたいし、解除されてからも様子をみたい」と話しました。
すると男性からのLINEのやりとりの回数がだんだんと減っていき、交際終了の連絡がきたのです。 「生涯のパートナーと会うことは不要不急の外出ではない」と考えていたカップルはオープンカフェや降園のベンチで実際に会うデートを重ねていたでしょう。
また、「不要不急の外出はせず、感染リスクを回避したい」と考えているカップルはLINEやZOOMのコミュニケーションを取って仲を進展させていたでしょう。
このようにお二人の考え方のベクトルが同じ方向を向いていたり、価値観が同じだったりすると結婚までたどり着けます。 片方の考え方にズレがあり、どうにか合わせていたとしてもストレスを感じていれば結婚に至るのは難しいでしょう。
もちろん100%同じ考え方の方はいません。お相手の価値観に合わせ、それを許容できるか、ストレスをさほど感じない人が結婚できる人です。
職場やサークルなど生活圏内で出会って結婚に進む場合と婚活サービスを利用して結婚まで進むのとでは大きな違いがあります。 会話を交わしていくうちに恋心が芽生え、好きという気持ちが育って交際に至り、お付き合いをするときには相手のことをよく知っているのが前者です。 そして結婚をするために出会い、「交際」という形になってやりとりをする間はまだ相手のことをよく分かっていない状態、もしくはプロフィールはわかっていても人柄が分かっていない状態です。「好き」ではなく「気になる」ところからデートがスタートします。 ここから結婚に至るまでには、まず人柄を知るためにたくさんのコミュニケーションをとらなければいけません。 婚活パーティーでもお見合いでも結婚するためにはそのための努力はお互いに必要なのです。
仕事が忙しくて時間が取れないという方もいるでしょうけれど、幸せな家庭を築くということも同列で考えなければ結婚はできません。 お相手とコミュニケーションを取る時間を作り出し、気持ちを重ねていく努力ができる方が結婚できるのです。
婚活アドバイザーのアドバイスを素直に受け入れて、お相手に選ばれるために努力を惜しまず婚活を続けていてもどうしても手に入らないものがあります。 それはお相手の気持ちです。 前述通り、婚活サービスで出会ったお二人は、目的が結婚であってもお相手に対する「好き」「結婚したい」という気持ちはまだ育っていません。 女性が相手のために将来の結婚生活をイメージできるように手作りのお弁当やお菓子をデートで用意してきても、男性の気持ちがそこに追いついていないと交際終了になってしまう可能性があるのです。 そこでめげてしまっては結婚には至れません。 婚活パーティーで出会って交際に至っても、お見合いで出会って交際に至ってもそれは相手が結婚するに値する人かどうかをお互い確かめ合う期間です。生涯を共にするパートナーを決めるわけですから、1回でうまくいくのは稀です。
うまくいかなければその方とうまくいかなかったのは何故かを考え、婚活アドバイザーからのアドバイスを受けつつ立ち上がって次に進もうとする方がいずれ結婚にたどり着けます。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂