自治体運営の結婚相談所などでも導入され始めたAI婚活。2021年度の政府予算案で、内閣府が自治体のAI婚活事業に20億円の支援を行うと発表し、一気に注目が集まりました。
今回はマッチングアプリを運営する会社が行った「AI婚活に関する意識調査」をを元に、AI婚活の可能性を探っていきたいと思います。
データ参照：株式会社テックアイエス「マッチングアプリなび」「AI婚活に関する意識調査」
男女ともに、経験ありもしくは興味がある方と、名前さえ知らないという方で半々という結果になりました。
政府が支援を行うと発表したことで、自治体での活用が始まっていますが、まだまだAI婚活の知名度が高いとは言えないようです。
これは実際に経験してみて、その効果を実感された方が多いということですね。
実際に愛媛県の「えひめ結婚支援センター」ではAI婚活を導入することによってミスマッチが少なくなり、お見合いに至った割合は、導入前の13%から33%に上がったというデータもあります。
男女別では、男性の方が女性よりもAI婚活の効果を感じておられるようです。
これまで男性はマッチングアプリや結婚相談所などにおいてマッチングの難しさを感じる方が多かったのですが、
AI婚活を導入されることにより、冷静に自己分析ができるようになること、AIにおススメされれることで、これまでの条件検索では見落としていた本来マッチングできる人の存在に気付くことができるようになっています。
これらの要因が、AI婚活に対するポジティブな意見につながったのかもしれませんね。
政府の支援の後押しもあり、現在27県の自治体の結婚サービスでマッチングシステムが導入されており、結婚支援センターは34道府県で設けられています。
また、民間企業が運営する結婚相談所やアプリにおいてもAIシステムの導入が進んでいます。この流れは今後も加速していくことでしょう。
最近のAI搭載マッチングアプリなどでは、お相手を探してくれるだけでなく、なんとデートの日程調整や場所まで設定してくれるものもあります。
また、お見合いやデートのふるまいなどの評価システムと合わせることで、AIがあなたの強み、弱みを学習し、今後の対策やよりマッチングしやすいお相手を提案してくれるようになります。
このように、お相手探しだけのAI婚活から日々進化を続けており、まさにあなただけの婚活コンサルタント化していると言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
ご自身の趣向、活動履歴などからマッチングする可能性のあるお相手を選んでくれるAI婚活ですが、その後行動しなければ始まりません。
出会った後、本交際、結婚に結びつくかどうかはやはりご本人の行動次第です。
AIのおススメも参考にしながら、相性の良いお相手を探し、積極的に行動していくことが婚活成功につながるのではないでしょうか。