お相手の職業について
2014年8月19日(火)
カテゴリー:お見合い・成婚報告, ブライダル, 婚活, 成婚, 結婚, 結婚相談所
よく女性のお客様でお相手の職業について、このようにおっしゃる方がおられます。
「公務員の方と結婚したい」
「結婚するなら医師がいい」
「会社員でも一部上場企業ならいい」
確かにご自身の家庭環境やご職業においても「お話が合う」というメリットはあると思います。
ただ、その職業に憧れているだけではいかがなものでしょうか。
同じ職種、同じ会社で定年までずっと変わらないとは言い切れません。
思いがけない病気や事故などで、仕事を変わらなければいけないケースもあるかもしれません。
お相手の職業ありきで結婚して、旦那様がその職業ではなくなった場合、
どういう選択をなさるのでしょうか。
多くの場合はご夫婦一緒に乗り越えて行かれることと思います。
それでもこだわりが強すぎる時はどうなんだろうと時々考えてしまいます。
また職業を限定して探しておられるケースで、そのお仕事をどれだけご理解なさっているでしょう。
仮に医師というお仕事を連想してみて下さい。
白衣を着て、診察や指示を出しておられる姿は素人から見ると、とてもカッコイイものです。
でも医師不足が叫ばれている中で、激務なのかもしれません。
当直や急な呼び出しなど、若い方ほど無理を余儀なくされることもあると思います。
勤務医の方、ご自身かご家族が開業医の方、僻地に派遣されるような国境なき医師団もおられます。
そんな全てを受け入れる覚悟がおありでしょうか。
ドラマで見ているような素敵な面だけではありません。
高収入にはそれだけの理由とリスクも伴う可能性もあります。
まして高収入であっても、それが全て奥様の収入になるとは限っていません。
このようにどんな職業にせよ、男性は皆様、一生懸命取り組んでおられるのです。
ある程度ご理解の領域はあると思いますが、それしか受け入れない姿勢は困ったものです。
どうしても職業が譲れない条件の場合は、年齢や嫁ぐ地域、結婚歴やお子様の有無、
ましてや容姿・外見などは気にしないことです。
長い結婚生活には、様々なことが起こり得ます。
良い時も悪い時もあります。
どんな時でも夫婦は一緒に生きていくのだという覚悟をお持ち下さい。
そして良い時よりも悪い時の方が、パートナーとしてのチカラが必要なのです。
「自分に対して何をしてくれるか」ではなく、「自分がお相手に何をしてあげられるのか」を
優先して考えていきましょう。
その姿勢でいれば、自ずと良き理解者となり、支えになっていけると思います。
結婚相手の職業は大切なポイントではありますが、
職業を超えたお人柄そのものを理解し、愛することができるような方と巡り会って下さい。
「出会えたことが必然。これが運命だった」と呼べるような素敵な出逢いを応援しております。
京都サロン 広瀬祐子