理想と現実の境界線
2014年4月8日(火)
カテゴリー:お見合い・成婚報告, ブライダル, 婚活, 成婚, 結婚, 結婚相談所
婚活において厄介なことが「理想と現実」の問題です。
婚活を始める段階では、「私を選んでくれる人なら…」と謙虚な気持ちでおられても
いざ多くの出会いを体験すると「この人は違う」「この人じゃない」と
バッサリ切り捨てて行かれる方がおられます。
確かにお見合いパーティーに参加すると、一度に複数の出会いがあります。
結婚相談所に登録すると多くの異性会員様の閲覧が可能です。
すると元々抱いていた理想がどーんと跳ね上がってしまうのです。
男性は「自分と結婚してくれるなら誰でもいいです」とおっしゃっていたかと思えば、
「年齢●歳まで」「細身の方がいい」とか徐々に条件が加わったりします。
また更に「あの人の顔」「あの人のスタイル」「あの人の性格」などど
理想像がバーチャル化してくることもあります。
すると変なスパイラルにはまってしまいます。
最初「いいな」と思ったお相手に対して、「やっぱり違う」とNGの判断をすることに慣れていくのです。
自分が作り上げた合格基準に達していないという評価を下しているのです。
これでは余程の外見、人格でないと合格点は出せなくなります。
気づかない間に理想のハードルを上げているのですから…。
しかもお相手が自分を選んでくれるかどうかは、お構いなしです。
実際お相手にも選ぶ権利があります。
理想と現実のギャップを埋めるということは、理想を下げるという意味ではありません。
まして結婚は、二人の生活のことです。
他人が結婚して家族になり、家庭を築いていくのです。
また長い人生、いい時も悪い時もあるでしょう。
どんな状況下に置かれても一緒に乗り越えていく覚悟が必要です。
目の前のお相手が理想に叶っているかどうかより
お相手の全てを受け入れ、共に生きていけるかどうかが鍵となります。
お互いを知るということは、いい面、悪い面が見え、
自分と似ている面、異なる面が発見されていきます。
それはイコール即合わないという訳ではなく、価値観の違いや人格を認めることも必要なのです。
お相手探しをしている中でも、より真剣に婚活に取り組んでいる方は、
その点に注意しながら大切な生涯の伴侶を見つけて下さい。
素敵な出会いが訪れるかどうかは、その出会いを素敵だと思える自分に
なれるかどうかということだと思います。
幸せな未来がやって来ますよう、心より応援しております。
京都サロン 広瀬祐子