心は伝わる
2012年12月6日(木)
カテゴリー:お見合い・成婚報告
まだまだ実感がないですが、今年もあと1ケ月もないのですね。
今日はミーハーにも昨夜見たテレビのお話などをしようかと。
某CXで4時間に渡って放送された年末特番の音楽祭。近頃は、音楽離れ、テレビ離れと、二大離れに見舞われている音楽番組ですが、昨夜のは一味違っていました。
以前なら、音楽番組はあくまでもアーティスト側のCDの宣伝のために出演する要素が大きいので、視聴者が本当に見たい・聞きたい曲ではなく、ほぼ無理やりのような形で新曲を聞かされている感がありました。
ですが、昨夜の番組は「あのアーティストとあのアーティストが、一緒にこの曲を歌ったりしたら面白いな」と、きっと視聴者が喜んだり、驚きをもって感動したりのコラボ演出が盛りだくさんでした。
年末のショーレースは今や廃れてしまいましたが、音楽祭的な特番も結局リクエスト楽曲+新曲のプロモーションばかりで、特にどこの曲の番組を見ても同じでつまらないという感じが長く続いていたように思います。
普通ならきっとどちらか、もしくは両方のアーティストがNGを出していたような共演や楽曲も、プロデューサーがそうおっしゃるなら!という信頼と人望で成立した番組だと思いました。
事務所やレコード会社の力がどうのという垣根を越えたからこそ実現できたもの。
テレビ曲の偉いプロデューサーだから周りが言うことを聞くという時代ではもはやなくなり、Kプロデューサーの長年にわたる音楽への情熱と、誰よりもアーティスト目線で番組を作って来たという絶大なる信頼と尊敬と感謝の上で制作された番組だったのだと勝手ながら推測し、感動しながら拝見させていただきました。
最近頓に感じていた「もはや権力だけでは人は動かない」という感覚を、テレビという一番やわらかく、かつもっとも身近な媒体で再認識しました。
頭ごなしに何かを言いつけて、表面上は人は従ったとしても、心はきっと上の空です。もしかしたら、こんな感じでいいんじゃない?と手を抜くこともあるかもしれません。
「あなたがそうおっしゃるなら喜んで!」と言われる人間になれたら、きっと怒ったり怒鳴りつけたりしなくても人は動き、報酬以上の働きを、もしくは報酬がなくても力を発揮するのでしょう。
お金で作った人脈はお金で終わり、権力で作ったものはいつか刃向う者が現れるのかもしれません。
個の時代、ますますそうなっているように感じます。
いろんな答えが一つずつ表面化していく中で、少しでも「ホンモノ」に近づきたいと切に思います。日々のコツコツとした努力しかないのでしょう。
ラッキーで得た何かは、いつの間にかなくしてしまうこともあるでしょう。しかし自力で手に入れたものは、たとえそれを失ったとしてもまた形成するすべが残っていたり、力を貸してくれる人が現れたりすると信じています。
昨夜のテレビから一夜明け、まだ感動が残っているので文章が若干(かなり)興奮気味ですが、とにかくひたすらに、自分の為そして力になりたいと思える誰かの為に魂を燃やして生きていきたいと改めて思いました。