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時間泥棒はハート泥棒になれない

2015年7月31日(金)
カテゴリー:
お見合い・成婚報告, 婚活, 日常のあれこれ

「ごめん、待った?」
「僕もいま来たところだよ」
デート開始時の微笑ましい風景として、私も子供の頃からドラマやら何やらで見掛けるお約束のシーンです。
確かに微笑ましいのですが、それは待っていた相手が迷惑に感じていない場合に限ります。
例えば、これが炎天下の猛暑のなかだとか、悪天候の影響をもろに受けるシチュエーションで待ちぼうけていたとしましょう。
事情があれば酌むものの、別腹で「待つの大変だったなぁ」という感想ぐらいは残るはずです。
新密度の深まった恋人同士の間ですら、遅刻は失礼となるのですから、これが初対面の人相手ともなれば、第一印象としては非常に致命的でしょう。
婚活パーティーを運営していると、遅れてご到着される方は必ずいらっしゃいます。
毎回のことなので司会者は慣れっこですが、その分パーティーを開始することができず、定刻通りにお越しくださったお客様は、待ちぼうけを食らうこととなります。
もし、会場内から受付が丸見えなところにご参加されている場合、遅刻されての受付時は充分にご注意ください。
意外と、他のご参加者様は、遅れていらっしゃった方をよく見ています。
それは、単にパーティーの開始まで眺めるものが欲しいだけなのか。
それとも、異性なら人生のパートナー候補、同性ならライバルとなる相手の人となりを、きっちりと見極めているのか。
何れにせよ、注目されることになります。
遅れてきた上に、一言の謝罪も無かったり、剰え受付への態度が悪かったりすると、周囲は「人として尊敬できないな」と感じるのは必然です。
こうなると、いくらパーティー最中に取り繕っても完全に無駄です。
ヒーローは遅れてやってくる…なんて言葉もありますが、遅れてやってくればヒーローとなれるわけではありません。
人としての礼儀を守れる素敵な紳士淑女にこそ、幸せは訪れるのです。

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