人それぞれの生き方
2015年1月27日(火)
カテゴリー：お見合い・成婚報告, ブライダル, 婚活, 成婚, 結婚, 結婚相談所
先日会員様からご相談を受けました。
結婚はしたいけれど、結婚生活に向いていない気がする。
一人で生きていく方が自分に合っているかもしれないという内容でした。
今この方には色々な現実が、寄せては返す波のように押し寄せてくるようです。
結婚したいという気持ちはある。
決まった恋人や仲良しの男性はいない。
仕事はしているが、将来安定して働けるかどうかは疑問。
ご両親は健在だが、この先どうなるのか心配。
恐らく結婚を逃げ道に考えていいものかどうか、というお悩みではないでしょうか。
不安な将来を養ってもらうために結婚するような罪悪感を持たれているのかもしれません。
きっと真面目で心の優しい性格の現れだと思います。
もちろん結婚は人生の必須ではありません。
独身で一生を過ごす方も全く珍しくありません。
一人でも生き甲斐や人生の楽しみを謳歌していらっしゃる方はたくさんおられます。
学生時代には、「自分は将来こうなる」という夢やビジョンを持っているものです。
それが社会人になって、ある程度方向性を定めていくと、
その他の選択肢を選ぶのが難しくなってきます。
仕事であったり、人間関係であったり、経済的な問題であったり、様々な諸事情によって
今置かれている環境を変えるのに大きなエネルギーが必要となります。
結婚は不可欠なものではないものの、一般的には幸せの証のように捉えられています。
そのため結婚を選ばない生き方を選ぶ時、とても勇気が必要なのです。
ただし、人には人それぞれの生き方があります。
よく血液型や星占いなど、人をカテゴリー分けすることがありますが、
考え方や夢や希望は、100人いれば100通り存在するものです。
あまり他人と比較して幸せ度合いや不幸レベルを考えるのは良くないと思います。
それに昨日と今日に変化がなくても、明日は同じとは限りません。
良い意味でも悪い意味でも、事件や事故が起こる可能性があるのです。
心が冷静でフラットな時もあれば、魂が揺すぶられるような激情の時もあります。
今考えに考え抜いた方向性であっても、微妙に気持ちが揺れることもあるでしょう。
大切なのは、自分が幸せでいられること。
他人から押し付けられたものではなく、自主的に選んで幸せだと思えることだと思います。
今回のご相談者は、やはり結婚に憧れや執着心があるのだと思っています。
私に相談して「結婚をあきらめなさい」と言って欲しいとは思えませんから。
人は幾つになっても迷います。
それに一度でも結婚したいと思って婚活をした経験のある方は、
心の中にその気持ちが強いからなのです。
今結婚しないという結論を出したとしても、またその波が戻ってくるかもしれません。
どんな波が来ても受け止められる大きな海のような心を持っていましょう。
そして後悔や気持ちのしこりが残らないように、
全力で目の前の課題や問題に立ち向かいましょう。
どんな結果になっても恥じる必要は全くありません。
頑張ったことの積み重ねで選んだ人生、自分のオリジナルの生き方です。
自分が幸せだと思える人生って本当に素敵です。
その中に結婚が必要なら、私はあなたの力になれると思います。
京都サロン 広瀬祐子
