人を好きになるということ
2014年10月3日(金)
カテゴリー:結婚
「相思相愛になるには、まず自分から好きになること。
好きになるには、相手の良いところを見つけること」
というのはよく言われることですが、
たくさんの方をカウンセリングしていく中で、
そう簡単なことではないということが分かってきました。
子供の頃から愛されて育って、大人になってからもたくさん恋をして、
傷つくことはあっても、またすぐに違う誰かに愛される…
という人経験を積んでいる人は、人を好きになることに全く恐れがありません。
好きになろう、などという努力をしなくても、
気が付けば、いつの間にか誰かを好きになっているのです。
一方、これまでずっと愛情が不足していたり、
家族や周りの人などを、好きになるたびに捨てられてしまう、
あるいは裏切られてしまう…という経験をしている人は、
人を好きになることが怖くて、そう簡単に心を許すことができません。
「傷つくことが怖い」とひとことで言いますが、
その恐怖は、愛されて育っている人の想像を遥かに超えています。
好きになろうとした人の、ちょっとした言動にも不安になり、
怯えながら、慎重に慎重を重ねてしまいます。
でも、お相手の方に無条件の愛情を与えることができないと、
愛情を受け取ることができず、マイナスのスパイラルになってしまいます。
もし自分が本気で人を愛せないタイプだと気づいたら、
無理に相手のことを好きになろうと努力する必要はありません。
自然体のままで、一緒の時を過ごしていくうちに、
きっと穏やかな関係が築けるようになるはずです。
新宿サロン 堀田里奈