保育士試験
過去問題
平成28年度(前期)
子どもの保健 平成28年度(前期)
次の文は、保育所の安全管理に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 保育所で事故が起きたら、その様子や行った処置を記録し、必要に応じて事故報告書を作成する。 |
2 | 事故がなぜ起きたか、また、起きそうになったか、保育者間で情報や経験を共有し、話し合う機会をもつ。 |
3 | 保育者は、AED(自動体外式除細動器) について日頃から研修の機会を設けて訓練しておく。 |
4 | 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)の平成26年改正においてAED(自動体外式除細動器)は、保育所に設置することが義務付けられている。 |
5 | AED(自動体外式除細動器)は音声メッセージやランプによって手順を誘導してくれるため、保育所においても必要なときには躊躇せす使用する |
次の文は、乳幼児が感染性胃腸炎で嘔吐した場合の処理に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 嘔吐物には感染症の原因となるウイルスが含まれている場合があるので取り扱いには注意する。 |
2 | 消毒には酸素系洗剤を薄めて使用する。 |
3 | 嘔吐物を処理するときは、においやウイルスなどが拡散しないように保育室のドアを閉めて密閉する。 |
4 | 処理後は、使用したエプロン・マスク・手袋などを消毒せず、すぐに洗濯する。 |
5 | 嘔吐した子どもが、からかわれたりしないように、すぐに日常保育に復帰させる。 |
2:× 不適切です。消毒には酸素系洗剤ではなく、ハイターなどの塩素系洗剤を使用します。
3:× 不適切です。ドアや窓を開けて換気を行うことで、ウイルスが広がらないようにします。
4:× 不適切です。洗濯をする前に消毒する必要があります。衛生面のことを考え、処理をする際には使い捨てのものを使用すると良いでしょう。
5:× 不適切です。体調の変化に十分注意しながら安静に過ごす必要があります。
次の文は、ヒトの体の構成成分についての記述である。正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
- A ヒトの体には、鉄、銅、亜鉛、青銅などの金属が存在する。
- B ヒトの血液には、血球としてリンパ球、好中球、好塩基球、好酸球などがある。
- C 生命の保持にはエネルギーが必要であるが、エネルギー代謝にはリンが必須である。
- D 肺では酸素を吸収し、一酸化炭素を放出している。
(組み合わせ)
1 | A B |
2 | A D |
3 | B C |
4 | B D |
5 | C D |
B:◯ 適切です。
C:◯ 適切です。
D:× 不適切です。一酸化炭素を放出しているのではなく、二酸化炭素を肺で放出しています。
次の文は、保育所等における衛生・安全管理の具体的な対策に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 | 日頃から清掃、消毒等に関するマニュアルを活用し、常に清潔な保育環境を保つようにする。 |
2 | 動物を飼育している場合、世話の後、手洗いを徹底する。 |
3 | 子どもの環境における安全点検表を作成し、施設、設備、遊具、玩具、用具、園庭等を定期的に点検する。 |
4 | 火災や地震等の災害発生に備え、避難訓練計画、職員の役割分担の確認、緊急時の対応等についてマニュアルを作成する。 |
5 | あと一歩で事故になるところであったというヒヤリ・ハット(出来事)を記録し分析する必要はない。 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:◯ 適切です。
5:× 不適切です。事故を防ぐために、ヒヤリ・ハットを記録して分析する必要があります。
次の文は、「幼児期運動指針」(平成24年 文部科学省)の4「幼児期の運動の在り方」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
幼児期は、生涯にわたって必要な多くの運動の基となる多様な動きを幅広く獲得する非常に大切な時期である。
動きの獲得には、「動きの( A )」と「動きの( B )」の二つの方向性がある。 「動きの( A )」とは、年齢とともに獲得する動きが増大することである。幼児期において獲得しておきたい基本的な動きには、立つ、座る、寝ころぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなどの「体の( C )動き」、歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、這(は)う、よける、すべるなどの「体を( D )動き」、持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引くなどの「用具などを( E )動き」が挙げられる。通常、これらは、体を動かす遊びや生活経験などを通して、易しい動きから難しい動きへ、一つの動きから類似した動きへと、多様な動きを獲得していくことになる。
「動きの( B )」とは、年齢とともに基本的な動きの運動の仕方(動作様式)がうまくなっていくことである。幼児期の初期(3歳から4歳ごろ)では、動きに「力み」や「ぎこちなさ」が見られるが、適切な運動経験を積むことによって、年齢とともに無駄な動きや過剰な動きが減少して動きが滑らかになり、 目的に合った合理的な動きができるようになる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 多様化 | 本格化 | なめらかな | 支える | 操作する |
2 | 洗練化 | 多様化 | バランスをとる | 操作する | 支える |
3 | 本格化 | 洗練化 | なめらかな | 移動する | 支える |
4 | 多様化 | 洗練化 | バランスをとる | 移動する | 操作する |
5 | 本格化 | 多様化 | 強い | 操作する | 移動する |
B:洗練化
C:バランスをとる
D:移動する
E:操作する
以上の言葉が入ります。
次の文は、子どもの疾病の予防と適切な対応に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
1 | わが国の予防接種は、定期接種と任意接種に分けられる。 |
2 | ワクチンは、生ワクチンと、合成ワクチンに大別できる。 |
3 | インフルエンザ菌に対するワクチンによって、インフルエンザは軽症化が期待できる。 |
4 | 23価の肺炎球菌ワクチンは、乳児への接種が推奨される。 |
5 | 麻疹ワクチンは効果が高いため、1回の接種で終生免疫が得られる。 |
2:× 不適切です。合成ワクチンは不適切で不活化ワクチンが適切です。
3:× 不適切です。インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で発症します。
4:× 不適切です。乳児ではなく、65歳条の方に推奨されているワクチンです。
5:× 不適切です。麻疹ワクチンは2回接種します。
次の文は、児童虐待に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 | 身体的虐待とは、身体に外傷が生じたり、生じるおそれがある暴行を加えることを指す。 |
2 | 性的虐待とは、子どもにわいせつな行為をしたり、わいせつな行為をさせることを指す。 |
3 | ネグレクトとは、子どもの心身の正常な発達を妨げるような著しい減食、または長時間の放置、保護者以外の同居人による虐待行為の放置、その他保護者としての監護を著しく怠ることを指す。 |
4 | 心理的虐待とは、子どもに著しい心理的外傷を与える言動を行うことを指す。 |
5 | 親による子どもへの虐待は、昔からあったので、子どもの人権を侵害し、心身の成長や人格の形成に重大な影響を与えることはない。 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:◯ 適切です。
5:× 不適切です。昔も今も虐待は心身の成長や人格の形成に重大な影響を与えることに変わりはありません。
次の文は、子どもを寝かせる環境とその整備に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 部屋の温度は、夏季は25℃前後、冬季は20℃前後、湿度は50~70%程度が適当である。
- B 風邪が流行しているときは、室内が寒くならないよう、換気はせずに、窓や扉を閉めておく。
- C 夏季の暑い日は、クーラーや扇風機を調節し、できるだけ子どもの体に風が当たるようにする。
- D 子どもの睡眠中は眠りを妨げないように、保育者はできるだけ別室ですごすとよい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | × | ◯ | × |
2 | ◯ | × | × | ◯ |
3 | ◯ | × | × | × |
4 | × | ◯ | × | × |
5 | × | × | ◯ | × |
B:× 不適切です。風邪が流行している時には、窓や扉を開けこまめに換気をすることで、感染拡大を防止します。
C:× 不適切です。クーラーや扇風機の風向きを調整したり寝る位置を工夫したり、子どもの体に直接風が当たらないような配慮が必要です。
D:× 不適切です。子どもの寝ている時の体勢や呼吸の有無など、睡眠中も子どもの様子や体調の変化にすぐに気づけるよう、保育者は同室にいる必要があります。
次の文は、食物アレルギーの症状についての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 全身の症状には、意識がない、意識もうろう、ぐったりする、などがある。
- B 呼吸器の症状には、声がかすれる、犬が吠えるような咳などがある。
- C 消化器の症状には、腹痛、吐き気、下痢などがある。
- D 皮膚の症状には、かゆみ、じんま疹、赤くなるなどがある。
- E 顔面・目・ロ・鼻の症状には、顔面の腫れ、まぶたの腫れ、くしゃみ、鼻水、唇の腫れなどがある。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
3 | ◯ | ◯ | × | ◯ | × |
4 | ◯ | × | ◯ | × | × |
5 | × | × | × | ◯ | ◯ |
B:◯ 適切です。
C:◯ 適切です。
D:◯ 適切です。
E:◯ 適切です。
※食物アレルギーは免疫が過剰に働くことによって身体に反応を示す状態です。重症化すると、意識がない、意識もうろう、ぐったりするなどのアナフィラキシーショックになることもあるため、食物アレルギーの子どもの対応は十分に気をつけます。
次の文は、保育所等における保健活動の意義と目的に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 子どもが本来もっている発育・発達する能力が十分発揮されるように支援することが保健活動の目標である。
- B 子ども自身は主体ではないので、健康に関する様々な職種の人々の協力が必要である。
- C 子ども一人一人の健康を維持増進させることは大切であるが、社会全体の保健活動も考慮する必要がある。
- D 発展途上国では、 栄養不良や感染症対策などが重要課題となっているが、現在の日本では、心の安らかな発達の促進も重要な課題となっている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
2 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
3 | × | ◯ | ◯ | × |
4 | × | ◯ | × | × |
5 | × | × | × | ◯ |
B:× 不適切です。保健活動でも子どもが主体となります。
C:◯ 適切です。
D:◯ 適切です。
次の文は、チック障害に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 実発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義される。
- B チックはストレスによって発症するため、器質的な障害は持っていない。
- C チック障害は、女児に多くみられる。
- D 単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
2 | ◯ | ◯ | × | × |
3 | ◯ | × | × | ◯ |
4 | × | × | ◯ | × |
5 | × | × | × | ◯ |
B:× 不適切です。ストレスが原因で発症するとは限りません。
C:× 不適説です。多く見られるのは女児ではなく男児です。
D:◯ 適切です。
次の文は、反応性愛着障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A この障害の特徴的な行動の一つは、大人に対する恐れと過度の警成である。
- B この障害は、高校生でも発症する。
- C この障害の子どもには、特定の愛着対象が見いだしにくい。
- D この障害は、親のひどい無視、虐待や深刻な養育過誤の結果として起こりうる。
- E この障害は、乳幼児のおよそ20人に1人の割合で見いだせる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
3 | ◯ | × | × | × | ◯ |
4 | × | ◯ | ◯ | ◯ | × |
5 | × | ◯ | × | ◯ | × |
B:× 不適切です。5歳以前に発症すると言われています。
C:◯ 適切です。
D:◯ 適切です。
E:× 不適切です。発症率は明らかではないため、20人に1人とは言えません。
次の【事例】を読んで、【設間】に答えなさい。
【事例】
3歳の男児。1歳過ぎまでの発達は順調で、いくつか言葉も話していた。1歳半頃から急に話さなくなり、親が話しかけても反応せず、換気扇など回転しているものをじっと眺め続けることが多くなった。その後、3歳になった現在も発語はなく、人への関心を示すことがない状態が続いている。
【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的間題を一つ選びなさい。
1 | 選択性緘黙 |
2 | ヒステリー |
3 | 社交不安障害 |
4 | 自閉症 |
5 | レット症候群 |
次の文は、子どもの心身症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 心身症は身体的な器質的・機能的障害があり、その発症と経過に心理・社会的影響が強く関係する。
- B 起立性調節障害は、思春期前後に生じる循環器系、内分泌系の急激な変化によってもたらされる身体疾患である。
- C 過換気症候群で呼吸困難を訴えている場合は、意識的に過呼吸を続けさせる。
- D 過敏性腸症候群では、刺激物の摂取や胃腸炎の感染などの身体的要因が症状の増悪因子になる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
2 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
3 | ◯ | × | × | ◯ |
4 | × | × | ◯ | × |
5 | × | × | × | × |
B:◯ 適切です。
C:× 不適切です。意識的に呼吸を遅くさせることで呼吸の状態を落ち着かせます。
D:◯ 適切です。
次のうち、幼児で被虐待を疑わせる兆候として正しいものを○、 誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 見知らぬ大人になれなれしくする。
- B 常に衣服が汚れている。
- C 痩せが目立ち、給食を大量に食べる。
- D 外傷として不自然な部位にあざがある。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | ◯ | × | × |
3 | ◯ | × | × | ◯ |
4 | × | × | ◯ | ◯ |
5 | × | × | × | × |
B:◯ 適切です。
C:◯ 適切です。
D:◯ 適切です。
他の兆候として、問題行動、急に忘れ物が増えた、などもあげられます。
次の文は、保育における子どもの体調不良や事故、およびその対応についての記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 散歩等保育中の外出時には、かぜ薬、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏、タオル、ポリ袋を入れたバッグが必携である。 |
2 | 飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことを誤嚥という。 |
3 | 嘱託医は、定期健康診断を行うほか、保育所全体の健康管理の指導を行う。 |
4 | 脱水症状が重くなると、顔色は蒼白になり、手足は熱くなり、機嫌は悪く、ぐったりする。 |
5 | チアノーゼでは顔が紫色になるが、これは一時的に頭部に行く血流が減少したためである。 |
2:× 不適切です。誤嚥では誤飲が正しいです。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。手足が熱くなるのではなくひんやり冷たくなります。
5:× 不適切です。血液中の酸素が不足することで、顔などが紫色になる状態をチアノーゼと言います。
次の文は、消毒薬の種類と用法についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 消毒用アルコールは、多くの細菌や真菌、ウイルスに有効である。 |
2 | 消毒用アルコールは、ノロウイルスとB型肝炎には無効である。 |
3 | 逆性石鹸は、多くの細菌、真菌、結核菌、ウイルスに有効である。 |
4 | 次亜塩素酸ナトリウムは、多くの細菌や真菌、ウイルスに有効である。 |
5 | 次亜塩素酸ナトリウムは、結核菌、一部の真菌には無効である。 |
2:◯ 適切です。
3:× 不適切です。多くの細菌、真菌には有効ですが、結核菌やウイルスには有効ではありません。
4:◯ 適切です。
5:◯ 適切です。
次の文は、おおむね3歳の子どもの生理機能に関する記述である。 誤ったものを一つ選びなさい。
1 | 体温は大人より高めのことが多く、36.0℃~37.4℃は正常範囲である。 |
2 | 安静時の呼吸数は、毎分20~30回は正常範囲である。 |
3 | 安静時の脈拍数は、毎分80~100回は正常範囲である。 |
4 | 単位体重あたりのからだの水分量は、大人より少ない。 |
5 | 一日の尿量は、大人より少ない。 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。体の水分量は大人よりも多いです。
5:◯ 適切です。
次の文は、乳幼児の感染症と予防接種の知識に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- A ロタウィルス胃腸炎の予防ワクチンは、生後6か月から接種する。
- B 保育所で、はしか、おたふくかぜ、水ぼうそうにかかった子どもがいる場合には、予防接種を受ける時に担当医に報告するよう保護者に伝える。
- C 予防接種を受けた後、当日の入浴はさけるようにする。
- D 四種混合ワクチンは、ジフテリア・百日咳・ポリオ・破傷風の生ワクチンである。
- E はしか、風疹のワクチン(MRワクチン)は、1歳以降に接種を開始する。
(組み合わせ)
1 | A B |
2 | B D |
3 | B E |
4 | C D |
5 | C E |
B:◯ 適切です。
C:× 不適切です。予防接種を受けた当日でも入浴は可能です。ですが、接種から1時間以上経過していることと接種した部分を強く擦らないように注意する必要があります。
D:× 不適切です。生ワクチンではなく、不活化ワクチンとなります。
E:◯ 適切です。
次の文は、Scammonの器官別発育曲線に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 12歳頃に成人よりも2倍近い値を示すのは、リンパ系型である。
- B 神経型は、思春期が最も急速に発育する時期である。
- C 一般型は、乳幼児期に急速に伸び、そのまま成人に至る。
- D 生殖型は、15~16歳頃に成人の値と同等となる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
2 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
3 | ◯ | × | × | × |
4 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
5 | × | × | × | ◯ |
B:× 不適切です。乳幼児期に急速に発育し6歳までに大人の90%まで成長します。
C:× 不適切です。乳幼児期に急速に伸びた後は、少しずつ成長していきます。
D:× 不適切です。成人の値と同等になるのではなく、15〜16歳頃に急激に伸び始めます。
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。AED(自動体外式除細動器)を保育所に設置することは推奨されていますが、義務付けられてはいません。
5:◯ 適切です。