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1. A　子どもの発育および発達状態を、定期的・継続的に把握する。
2. B　保健計画を作成し、そのねらいや内容を明確にしながら、一人一人の子どもの健康の保持及び増進に努める。
3. C　健康診断の結果を保育に活用するとともに、保護者に連絡する。
4. D　子どもの疾病等に備えて救急用品を常備し、全職員が対応できるようにしておく。
5. E　災害や事故の際には、子どもの精神保健面の対応に留意する。

（組み合わせ）

1. A　児童とは、満18歳に満たない者をいう。
2. B　乳児とは、満18か月に満たない者をいう。
3. C　乳幼児とはおおむね３歳までをいう。
4. D　幼児とは、満１歳から、小学校就学の始期に達するまでの者をいう。
5. E　少年とは、小学校就学の始期から、中学校卒業までの者をいう。

(組み合わせ)

健康とは、完全な（ Ａ ）、（ Ｂ ）及び（ Ｃ ）福祉の状態であり、単に（ Ｄ ） 又は病弱の存在しないことではない。

（組み合わせ）

人は、（ Ａ ）という最も小さな単位の（ Ｂ ）に生まれ、日々の生活を送る。そして、（ Ａ ）の中で人やものとの関係を広げながら成長し、自立し、（ Ｂ ）の一員として生活を営むようになる。

日々の生活の中で、習慣化して身につける行為を（ Ｃ ）生活習慣とよぶ。食事、睡眠、排泄、衣服の着脱、清潔などの（ Ｃ ）生活習慣は、子どもが日々の生活を繰り返し行う中で、（ Ｄ ）を通して身につけていき、自然に生活の一部になっていく部分が大きい。

子どもの（ Ｃ ）生活習慣の習得には、家族や保育者の養護が必要である。まわりの大人の生活を手本にして、子どもはそれを（ Ｅ ）することで生活の仕方を学んでいく。

（組み合わせ）

1. A　乳児期では、全身の観察に加えて哺乳量測定、体温測定が重要である。
2. B　幼児期では、体調に関して自らの言葉で表現できるようになるが、必ずしも正確ではない。
3. C　全身の様子として活発さ、機嫌の良さ、遊び具合などを観察する。
4. D　顔の観察では、顔色以外に眼の様子(白目の充血、目やにの有無など)、唇の色、ロ臭の有無にも注意する。
5. E　排泄については、排尿の回数、尿の量や色にも注意を払う。排便も同様であるが、色調、臭いの変化にも注意する。

（組み合わせ）

1. A　昼寝の時間には、気持ちが落ち着くような雰囲気をつくるため、絵本を読んだり、音楽を流したりすることは避ける。
2. Ｂ　機嫌が悪い、元気がない場合は、気分を変えるために沐浴を行う。
3. Ｃ　歯磨きに興味を持ち、習慣をつけるために、食事後に歯ブラシをもたせて自由に遊ばせるとよい。
4. Ｄ　手洗いに用いる石鹸は、不潔になりやすい液体石鹸より固形の石鹸がよい。
5. Ｅ　排泄は、夜間より昼間の方が、また排尿より我慢しやすい排便の方が早く自立する。

（組み合わせ）

1. Ａ　性染色体には、Ｘ染色体とＹ染色体とがある。
2. Ｂ　染色体の組み合わせでジェンダーは決定する。
3. Ｃ　性指向性と性別同一性は必ず一致する。
4. Ｄ　ジェンダーの形成には生物学的要因だけでなく、心理社会的な要因が影響する。

（組み合わせ）

1. Ａ　心的外傷的出来事のほぼ全てあるいは一部を、遊びで再演する場合がある。
2. Ｂ　両親間の暴力の目撃は、心的外傷とはなり得ない。
3. Ｃ　親が生命にかかわる事故に遭ったことを幼児が知ることは、その子どもの心的外傷となり得る。
4. Ｄ　幼児の場合、 解離症状は起こらない。

（組み合わせ）

1. Ａ　排泄障害には、夜尿症、昼間尿失禁、遺糞症などがある。
2. Ｂ　糖尿病、尿路感染症によるものが含まれる。
3. Ｃ　心理社会的な問題によるものが含まれる。
4. Ｄ　長期的な排泄の問題は、子どもの自尊心の低下を招かない。

（組み合わせ）

【事例】

Ｋ君（２歳１か月、男児）は、２か月前から保育所に通所している。Ｋ君は、保育所で明るい表情をほとんど見せず、どの保育士が関わろうとしても、拒絶するか、無視をしていた。Ｋ君のこれらの様子から、保育所は児童相談所に連絡した。その後の児童相談所の調査によると、Ｋ君は少なくとも10か月前から重度のネグレクトを受けており、食事は与えられ、清潔は維持されていたものの、日中、夜間ともにほとんど子ども部屋に一人で閉じ込められていた。

【設問】

この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。

1. Ａ　泣き入りひきつけ　　──　一時的呼吸停止
2. Ｂ　学習障害　　　　　　──　綴字の困難
3. Ｃ　自閉スペクトラム症　──　こだわり
4. Ｄ　ＡＤ／ＨＤ　　　　　──　不注意
5. Ｅ　機能的遣糞症　　　　──　便秘

（組み合わせ）

1. Ａ　子どもは、低年齢なほど新陳代謝が盛んで運動も活発であるので、脈拍数や呼吸数は多く、体温は高めであり、尿量は多い。
2. Ｂ　循環機能すなわち血液の流れ方は、出生を境に胎児循環から成人型循環へ移行する。
3. Ｃ　胎児は、胎盤を通して酸素を吸収するが、新生児になると肺呼吸を開始する。
4. Ｄ　脳幹は、生命の維持に必要な心拍、呼吸、体温調節などの機能を担っており、出生時にほほ完成している。
5. Ｅ　大脳新皮質は、人間を特色づける知性の中枢であり、出生時にほぼ完成している。

(組み合わせ)

1. Ａ　予防接種とは、病原体やその産物を処理し、人体には害を与えないようにしながら免疫力を付与しようとするものである。
2. Ｂ　予防接種として実際に用いるものをワクチンという。
3. Ｃ　ワクチンには、病原体を弱毒化して、体内で増殖はするものの発症はさせない生ワクチンがある。
4. Ｄ　わが国では予防接種の制度上、定期接種をするものと任意接種であるものに分けられる。
5. Ｅ　乳幼児において、「予防接種法」で定められた予防接種は、義務接種である。

（組み合わせ）

1. Ａ　空気感染とは、病原体を含む飛沫が乾燥し、感染力を保ったままで空気の流れに乗って拡散し、そのため空気を吸い込むことで感染することをいう。黄色ブドウ球菌がこれに該当する。
2. Ｂ　飛沫感染とは、感染している人が咳やくしゃみをすると、口から病原体がたくさん含まれた水滴が飛ぶが、この飛沫を吸い込むことで感染することをいう。Ａ群溶血性レンサ球菌、百日咳菌、インフルエンザ菌がこれに該当する。
3. Ｃ　接触感染とは、感染源となっている人に触れることで起こるもので、直接接触感染（握手、だっこ、キス等）と、病原体が付着したものを介して起こる間接接触感染（ドアノブ、手すり、遊具等）がある。腸管出血性大腸菌がこれに該当する。
4. Ｄ　経口感染とは、病原体を含んだ食物や水分を口で摂取することによって、病原体が消化管に達して感染が起こることをいう。フグによる食中毒はこの感染経路を取る感染症である。

(組み合わせ)