幼稚園教育要領 令和4年度(前期)
令和4年度(前期)教育原理
問1
次のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。
1 | 指導の過程を振り返りながら幼児の理解を進め、幼児一人一人のよさや可能性などを把握し、指 導の改善に生かすようにすること。その際、他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度につい ての評定によって捉えるものではないことに留意すること。 |
2 | 幼児の行う具体的な活動は、生活の流れの中で様々に変化するものであることに留意し、幼児が 望ましい方向に向かって自ら活動を展開していくことができるよう必要な援助をすること。 |
3 | 幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ、視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を使 用しないようにすること。 |
4 | 言語に関する能力の発達と思考力等の発達が関連していることを踏まえ、幼稚園生活全体を通し て、幼児の発達を踏まえた言語環境を整え、言語活動の充実を図ること。 |
5 | 幼児が次の活動への期待や意欲をもつことができるよう、幼児の実態を踏まえながら、教師や他 の幼児と共に遊びや生活の中で見通しをもったり、振り返ったりするよう工夫すること。 |
正解は3
第1章第4の3には、指導計画の作成上の留意事項が8点示されており、そのうち 6 情報機器の活用において、「幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ,視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を活用する際には,幼稚園生活では得難い体験を補完するなど,幼児の体験との関連を考慮すること」と記載があります。
よって情報機器を使用してはいけないわけではない為③が誤りです。
幼稚園教育要領より抜粋
第1章 総則
第4 指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価
3 指導計画の作成上の留意事項
(6) 幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ,視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を活用する際には,幼稚園生活では得難い体験を補完するなど,幼児の体験との関連を考慮すること。