2024-07-02
子どもは熱中症になりやすい?
Category:子育てにお役立ち情報
本格的な梅雨の時期、じっとりとした空気に汗が乾いてくれず熱中症になりやすい状況になっています。
小さなお子さんは熱中症になりやすいのです。しっかりと気を配って親子で熱中症にならないよう気をつけましょう。
こちらでは子どもが大人より熱中症になりやすい理由とその対策についてご紹介します。
子どもが熱中症になりやすい理由
●体調が悪いことを言えない
小さなお子さんが熱中症だとわかるときにはもうその顔が真っ赤になり呼吸が荒くなりぐったりしていたと言う症状が進行してから発覚するということが多いのです。
大人であれば体調が悪くなった段階で適切に対処することができます。
しかし小さなお子さんは体調が悪い時や不快感に襲われていても自分の状況を大人に正確に伝えることができません。
●体温を調節する機能がうまく働かない
小さなお子さんは新陳代謝が高く汗かきではありますが大人ほど人に汗を大量にかくことができません。
汗の通り道である汗腺が細いので、暑いと感じてから汗をかくまでに時間がかかるため体に熱がこもり、体温調節がうまくできないのです。
大人がお子さんの不調に気づいたときには体温がかなり上昇していると言うこともあります。
●地面からの距離が近い
日中外を歩いているときに地面からの照り返しに暑さを感じたことは無いでしょうか。
お子さんは身長が低いため地面からの照り返しを受けやすく、大人の体感以上に暑さを感じている場合があります。
またベビーカーに乗っていても強い照り返しを受けるので暑い時期の長時間乗せての移動は避けましょう。
熱中症になりやすい条件の1つとして地面や建物などに吸収された日光の熱が周囲に跳ね返る照り返しも挙げられているので、たとえサンシェードをつけていても気をつけなければいけません。
小さなお子さんの熱中症対策
●水分補給
お子さんは必要な水分量が多いのでこまめに水分補給をする必要があります。
お子さんが「喉が乾いた」と感じるときにはすでに脱水が始まっている可能性があります。
20分おきに100~250mlの水分補給をしましょう。
●こまめな休憩
夢中で遊んでいると時間の経過や体調の変化に気づきにくいものです。
外遊びのときはお子さんの様子に注意しつつ、15〜30分おきに涼しい場所で休憩するように促しましょう。
●衣服の調節
外出時には着替えを持ち歩いて汗で衣類がぬれたら着替えさせるようにしましょう。
汗に濡れた衣類は汗の蒸発をしにくくして身体に熱をこもりやすくします。
●外出を控える
暑い日はエアコンや扇風機を使用して涼しい環境で過ごしましょう。
外出する場合は午前中や夕方など比較的気温が低い時間帯を選ぶことをオススメします。
いかがでしたか。
小さなお子さんは自分で熱中症対策ができません。保護者がきちんと予防対策を行いましょう。