おうちでできる風邪予防

2021-12-25

ご存知のとおり子どもは風邪をひきやすく、特に冬は要注意シーズン。あっという間に高熱を出したり、重篤化するケースもあるため大人が注意してあげる必要があります。
また、保育園のような集団生活の場では一気に流行するため、サンライズキッズ谷津園でも冬は特に先生たち一同、十二分に気を付けて過ごしています。
風邪は接触・飛沫・空気によって感染するとされていますが、日常生活においてウイルスを体内に入れないよう工夫して予防することが大切です。
ここでは、おうちでも簡単にできる風邪の予防対策についてお伝えします。

基本は手洗い・うがい

よく耳にするように、風邪の予防の基本は「手洗い」と「うがい」が基本。風邪のウイルスは手や口、目、鼻などから体内に侵入して増殖するため、外から帰ったらまず手を洗うことを習慣にさせましょう。
子どもというのは顔を寄せ合ったりくっつき合ったりして遊ぶもの。お互いの体に触れたりおもちゃを共有するため、接触感染がおこりやすいといわれています。そのため、手を洗うときも手の甲や指の股など、洗い残しがないように意識するのもポイントです。
うがいも一緒にさせたいところですが、小さいうちは難しいかもしれません。ガラガラうがいが無理でも、3歳くらいになればブクブクうがいだけならできるようになってくるので、少しずつ練習させると良いでしょう。

マスクをつける

こちらも小さいうちは難しいですが、マスクができるようになったら風邪予防に着用させたいものです。口と鼻を覆うことで直接くしゃみやせきなどによる飛沫感染が防げるのはもちろん、のどの保湿効果も。
マスクを着けるのを嫌がる子は多く、着用していても鼻が出ていたりあごに着けていたりして意味のないケースもよく見かけます。サイズの合ったものやキャラクターのものなどを与えて、1日中は無理でも必要な時だけ快適に着用できるよう工夫してあげましょう。

免疫力アップ

どれだけ用心していても、流行している風邪から子どもを完全に守るのは難しいといえます。そのため、食事や睡眠によって免疫力を上げておくことは何よりの予防策。
食事では特に、のどや鼻の粘膜を強くするたんぱく質やビタミンAを積極的に摂るのがおすすめです。ビタミンAは卵やニンジン、海苔などに多く含まれます。
ほかにも柑橘類やいちごなどに多く含まれるビタミンCや、ナッツ類や植物油に多く含まれるビタミンEは抗酸化作用があり、免疫力アップにも有効です。

調湿する

おうちの中の空気が乾燥していると風邪のウイルスが浮遊しやすくなるため、空気感染しやすくなります。
風邪の予防には湿度50～60％くらいに保たれた状態が有効。冬は暖房などにより室内の湿度が下がりがちなので、加湿器や湿度計などを使って湿度をコントロールしましょう。
部屋を調湿したうえで定期的に窓を開けて換気したり、除菌グッズで空気中のウイルス対策をするのがおすすめです。