2021-09-20
食べ物の好き嫌い克服法
Category:子育てにお役立ち情報
子どもたちの食べ物の好き嫌いは、多くのママ・パパが経験する子育ての悩み。子どもが食べてくれないと、忙しいなか一生懸命用意する親としてはガッカリしてしまいます。
このページでは子どもたちの好き嫌いの理由や克服法をご紹介。一時的な好き嫌いも多いので、あせらず取り組みたいですね。
子どもが好き嫌いをする理由
そもそもなぜ子どもたちは一般的に好き嫌いが多いのでしょうか?
まずは理由をみてみましょう。
見た目や食感
初めて見る料理や食材に対して、ほとんどの子は警戒心を抱くもの。「ネバネバしてる」「色が良くない」など、第一印象が好みでないと食べようとしないことがよくあります。
また、口に入れた時の大きさや硬さ、味付けや温度によっても好みが分かれたり、種や骨があって食べづらいという理由で嫌いになるパターンも。
色や味
動物と同じく、人間にも色彩や味覚で食べ物を判断する本能が備わっています。
多くの植物が緑色のうちは未熟で、成熟するとオレンジや赤に色が変化するので、子どもは本能的に緑色の食べ物を「未熟」「美味しくない」と思う傾向があるのです。
味に関しても本能から「苦味=毒」「酸味=腐敗」と判断し、ほとんどの子は進んで食べません。チーズや納豆などの発酵食品もにおいで嫌う子もいます。
過去の経験
前に食べた時に「酸っぱかった」とか「熱かった」、「骨が刺さった」など不快な経験をした食べ物は嫌いになる傾向が。食後にお腹をこわしたり気持ちが悪くなった経験もトラウマになりがちです。
肌や口の周りがかゆくなるなどのアレルギー症状を上手く説明できていないケースもあります。
好き嫌い克服法
ここからは、好き嫌いを克服するアイデアをご紹介します。
見た目を変える
自分で食べられる年齢の子の場合は、子どもでも扱いやすい一口サイズにしましょう。苦手な食材はハートや星の形に切り抜いたり、顔や模様をつけたりすると興味を持ちます。
お気に入りのキャラクターのコップやお皿を用意することで食欲につながることも。
ひと手間加える
「ピーマンは繊維に沿って切ると苦味がやわらぐ」「トマトは時間をかけて煮込むと酸味がまろやかに」「玉ねぎはゆっくり加熱すると甘みが出る」など、同じ食材を使うにもちょっとした工夫をすることで、苦手な食材を食べてくれることは珍しくありません。
食事を楽しむ
食事の時間を楽しむことが大切です。苦手な食材を食べた子どもを大げさに褒めたり、パパ・ママが目の前で「ニンジンきれいな色だね!美味しいな~!」といって笑顔で食べたり。友だちや親せきを呼んでにぎやかな食事をすることで食欲が出ることもあります。
生活習慣を見直す
生活が夜型の子や運動量の少ない子、お菓子やジュースばかり摂取する子は好き嫌いが多い傾向があります。
朝は7時くらいまでに起きて外で身体を動かしましょう。夜も8~9時くらいまでに寝るようにして規則正しい生活を意識しましょう。