嘔吐や下痢便で衣服が汚れた際の消毒方法👕|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 相模原園】

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嘔吐や下痢便で衣服が汚れた際の消毒方法👕

2024-01-10

嘔吐や下痢便で衣服が汚れた際の消毒方法👕

前回に続いて、今回も冬に怖い感染症!感染性胃腸炎についての情報です。

 

今回は嘔吐物や下痢便で汚れた衣類などの洗濯方法をお伝えしていきます。

他の洗濯物と一緒に洗ってしまうと感染を広げてしまうので、たとえ表面の汚物を取り除いた後でも、必ず単独で洗うようにしましょう。

 

●準備するもの

・ペーパータオル
・ゴミ袋45リットル
・使い捨てマスク
・使い捨て手袋
・使い捨てのガウンやエプロン(※水のしみこまないビニール製のもの)
・塩素系漂白剤(※消毒に必要な「次亜塩素酸ナトリウム」を含むもの)
・深さのあるバケツやタライ

●手順

①手袋やマスクなど感染防止のための準備
感染防止のため、髪はひとつにまとめる、ひざまで隠れるエプロンやガウン、マスクを装着します。手袋は2枚重ねてつけてください。

②0.02%の塩素系漂白剤の希釈液を作る
消毒に必要な「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれている塩素系漂白剤を使って、ノロウイルスの効力を取り除く消毒液を作ります。洗濯の際は、塩素系漂白剤は0.02%の濃度に調整します。約5パーセント濃度の漂白剤を使用する場合、水1Lあたり4mlの原液を混ぜると、0.02%の塩素系漂白剤になります。

※注:塩素系漂白剤は衣服の脱色を起こす可能性があるため、残念ながら色柄物の洗濯には適していません。

③下洗いする
付着した汚れが飛び散らないようにペーパータオルで拭き取った後、洗剤を入れたバケツの中で汚れた部分を静かにもみ洗いします。このとき、水しぶきからも感染が予想されるため、周囲に飛び散ったり、顔などにかからないように注意してください。必ず手袋とマスクを着用しましょう。

④希釈液に浸すか、熱水で殺菌して、高温乾燥する
下洗いしたものを②で作った塩素系漂白剤の希釈液に30分ほどつけておくと、消毒の効果は高まります。消毒後はよくすすぎ、可能であれば高温の乾燥機などの熱を利用して、ウイルスを殺菌します。色柄物など、塩素系漂白剤が使えない場合には、沸騰させたお湯等で熱殺菌し、高温乾燥をするという方法もあります。

⑤洗濯した場所や用具も希釈液で消毒する
洗濯に使った道具類や水道場所などを②で作った希釈液で消毒し、きれいに洗い流します。

⑥ゴミの処理と手洗い&うがい
手袋、ガウン、マスクの順に装備を外して、ゴミ袋の中に捨てて二重にしてしっかり結んで封を閉じます。手袋は汚物処理の時と同様に、外側部分が内側になるようにして外してください。

最後によく手を洗い、うがいをしておきましょう。

 

まとめ

感染力が強いノロウイルスが含まれた嘔吐物などによって衣類が汚れた際、不適切な方法で掃除や洗濯をしてしまうと、ウイルスが取り除ききれず、あっという間に多くの人に感染が広がります。少し面倒かもしれませんが、適切な汚物の処理や洗濯の仕方は、看病している人やご家族、施設や学校などに感染を広げないためにも不可欠です。ぜひ正しい知識を身に着けて、いざという時に実践できるようにしておきましょう。