2023-12-12
子育てお役立ち情報👦👧
Category:子育てにお役立ち情報
冬に特に流行する感染症の代表的な一つである【感染性胃腸炎】💦
感染力が非常に強く、飛沫感染のほかにも、嘔吐物や下痢便からも気化したウィルスがどんどん感染していくと言われています💦
今回は、胃腸炎の症状と思われる嘔吐や下痢がご家庭でお子さんや保護者の方が見られた場合のご家庭でできる対処方法をお知らせしていきます!
今回は、長崎県佐世保市のホームページに紹介されていた方法がとてもわかりやすかったので、ご紹介させていただきます。(家庭でできるノロウイルス対策について(消毒液の作り方・嘔吐物の処理)/佐世保市役所 (sasebo.lg.jp))
以下、ページの掲載の引用、参考内容となります。
家庭でできるノロウイルス対策について(消毒液の作り方・嘔吐物の処理)
ノロウイルスとは
感染力が強い!
→ノロウイルスは感染力が非常に強いため、たった数個のウイルスでも感染する場合があります。また、食中毒1件当たりの患者数が多い傾向にあります。(食中毒患者数では第1位)
冬に流行!
→一般的に食中毒は湿気の多い夏場に流行するイメージがありますが、ノロウイルスを原因とする食中毒は1年を通して、特に冬季に多く発生しています。気温・湿度が低いから安心というわけではありません。
アルコールが効きにくい!
→ウイルスは構造によってアルコールの効きやすさが異なります。ノロウイルスはアルコールが効きにくいので消毒は次亜塩素酸ナトリウム液を使いましょう。(手が荒れる時があるので、手指の消毒には使わないでください。)
症状がでない人もいる
→ノロウイルスに感染すると1~2日後に激しい嘔吐や下痢、発熱等を引き起こしますが、人によっては症状が出ない場合もあります。また、症状が治まっても1週間~1か月程度は便からウイルスが出続けるといわれていますので症状の有無だけで感染していないか判断することは難しいです。
【実践!家庭でできるノロウイルス対策】
消毒液の作り方
◎用意するもの◎
①家庭用塩素系漂白剤(ハイター等)
②水
③空のペットボトル容器等(2リットル入るもの)
(家庭用塩素系漂白剤は薬局やドラッグストアなどで購入できます。)
作り方
▶【200ppm(低濃度):赤ちゃんのおもちゃや調理器具等の消毒に適した濃度】
- ペットボトルの半分ほど水を入れておきます。
- 家庭用塩素系漂白剤を約10mL入れた後、蓋を閉めて混ぜます。
- 全体が2Lになるよう水を加えたら完成です。
▶【1000ppm(高濃度で即効性の強い濃度):便や嘔吐物の付いた床やトイレ等の消毒に適した濃度】
- ペットボトルの半分ほど水を入れておきます。
- 家庭用塩素系漂白剤を約40mL(ペットボトルキャップ2杯程度)を入れた後、蓋を閉めてよく混ぜます。
- 全体が2リットルになるように水を加えたら完成です。
最後に水を加えて2Lにしたら完成です!
ここでは5%の濃度の製品を使った場合の方法を紹介しましたが、異なる濃度の製品を使う場合は上の表を参考にして調整されてください。
注意点
- 塩素系漂白剤等は製品ごとに濃度が異なるので、表示をしっかり確認しましょう。
- 使用期限内のものを使用してください。
- 酸性の嘔吐物に原液をかけると有毒ガスが発生する場合があるので必ず「使用上の注意」をよく確認してください。
- 消毒液は時間の経過や日光が当たることで効果が減少します。作った後はできるだけその日中に使うか、日光が当たらない場所に保管し、その都度早めに使い切るようにしましょう。
- ペットボトルが汚れていたり汚れた雑巾をいれたりすると、消毒液の有効成分が消費され効果が減少してしまうのできれいに洗ってから使いましょう。
- ドアノブなど金属の消毒に使うと錆びてしまう時があるので消毒後は十分薬剤をふき取ってください。
- 家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)は未開封でも徐々に劣化していきますので、なるべく新しいものを使用しましょう。
- 誤飲を防ぐために手の届きづらいところの高さで保管し、ペットボトル容器に「消毒液」など表示をしましょう。
【嘔吐物の処理】
用意するもの
【事前準備(手作りエプロンの作成)】
45リットルポリ袋または90リットル、はさみ、マーカー
- 嘔吐物の処理
45リットルポリ袋 2枚、小さめのポリ袋2枚(足が入る大きさ)、使い捨て手袋(2枚重ねだと安心です)、新聞紙などの古紙やペーパータオル、消毒液(高濃度1000ppm)
【簡易式エプロンの作成方法】
- 図の赤線のように線を引き(端から5cm程度。少し広めに)、袋の両端を切ります。
- 開いたら点線の部分で縦に折りたたみます。(谷折り)
- たたんだ状態で赤線と頭を入れる部分を切ります。切る位置は実際にあてて長さを調整してください。
- 穴に頭を入れひもを後ろで結んだら完成です。
何枚か事前に作っておき処理セットとして他の道具と一緒に備えておくといざという時に便利です。
長さを調節したり小さめのポリ袋で作ると小さいお子様も着れますので、大掃除の際や絵の具を使う時、習字をする際にもお使いいただけます。
ぜひおうちでも作ってみてください!
【実際に嘔吐した際の処理方法】
窓を開けて換気をしながら作業します。
1.前の項目で作ったポリ袋エプロン・マスク・手袋(2重)を身に着け、フットカバー代わりのポリ袋に足を入れて持ち手の部分を足首で結びます。
2.新聞紙をバケツ等で消毒液に浸し、嘔吐物に重ねていきます。先に乾いた新聞紙を敷き、上から消毒液をかけるようにしても大丈夫です。(嘔吐物が乾燥してウイルスが空中に舞うのを防ぐため)
3. 大きいポリ袋をそれぞれごみ袋A、ごみ袋Bとします。嘔吐物を広げないように外側から中心へ寄せ集めごみ袋Aに入れ、手袋も外します。漏れないようにごみ袋Aの口を縛り、ごみ袋Bに入れます。(二重で捨てるようにする)
4. 先ほどと同じように消毒液で浸した古紙やペーパータオルで覆い、10分ほど置いてから拭きます。
カーぺットなど色落ちしてしまい塩素系漂白剤が使えない場合は、吐物を取り除いた後、高温にしたスチームアイロンで1分ほど加熱しましょう。
5.汚れた面に触れないよう内側にするようにしてエプロン・フットカバー・手袋・マスクの順に外し、ごみ袋Bに入れしっかりと縛り、一般ごみとして捨てます。(玄関外など換気のいい場所で廃棄まで保管できるとよいかと思います)
6.最後にせっけんで丁寧に手を洗い、うがいをしてしっかり手指を消毒しましょう。
いかがでしたでしょうか?
次回は、嘔吐や下痢便で汚れた衣服の洗濯、消毒の方法をご紹介していきます!
この冬も元気に乗り越えていきましょう⛄