2023-01-16
イヤイヤ期を乗り越えるコツ
Category:子育てにお役立ち情報
年末にご紹介した「おばけのやだもん」。読み聞かせをリクエストするお子さんがたくさんいます。
「イヤイヤ期」を親子で笑いとばせる絵本!と紹介されていますが、お子さんのイヤイヤ期にほとほと参っている保護者の方の中にはゆったりとした気持ちでお子さんへ絵本の読み聞かせをする余裕がないという方もいるかもしれませんね。
しっかりと自分の気持が伝わるようになると落ち着くイヤイヤ期。お子さんの気持ちを受け止めて一緒に乗り越えていきましょう。
いずれ終わりがくるイヤイヤ期
もしや反抗期?という自己主張をするのが1歳半ばくらい。そこからイヤイヤ期がスタートし、イヤイヤ期は「魔の2歳児」といわるピークを迎えます。
言葉の発達とともに自我をもって自立しようとし始めているところです。
親としては応援したいところですが、いかんせん神経を逆なでしてくれます。言葉を理解し意思疎通ができるようになって、気持ちをしっかりと伝えることができるようになったら徐々に落ち着き始めるので、3歳くらいになれば落ち着くはず!と上手に付き合っていきましょう。
イヤイヤ期のお子さんとの接し方のコツ
●「怒る」ではなく「叱る」
お子さんがなかなか時間通りに行動をしてくれなかったり、自分でできないことを自分でやろうとしたりすると気持ちに余裕がない場合、つい感情的になって「怒って」しまう保護者の方も多いです。
しかし、大声で怒鳴られたり、やろうとしたことを遮られたりするとお子さんはなぜ怒っているのかわかりません。
そのため「なにかやると怒られる」と思い、やる気や意欲を削ぐことになってしまいます。
生命の危険や周囲に迷惑をかけるなどといった行動をしようとした場合には、感情的にならず「叱り」ましょう。
感情的になりそうな場合はお子さんと別の部屋にいったり、ティーブレイクしたりして落ち着くようにしてください。
●感情をコントロールできないため受け止める
イヤイヤ期のお子さんは自分の気持を一生懸命伝えたがっています。
しかし、うまく伝えられずに混乱して取り乱して暴れてしまうことがあるのです。
そこでお子さんの気持ちに共感してあげましょう。
つい真っ向から「もう遊びの時間は終わりだよ」「もう片付けちゃうよ」などと言ってしまうと悪化してしまいます。
「もっと遊びたかったね」「これ食べたかったんだよね」とお子さんの気持ちを代弁するようにしてあげるとお子さんも安心します。
コントロールできない気持ちを受け止めてあげてください。
●落ち着くまで待ってみる
時間や気持ちに余裕がある場合、お子さんが落ち着くまで様子をみましょう。
癇癪を起こして泣き叫び、大暴れしているときは大人でも手におえません。
「落ち着いたらお話しようね」と声をかけて見守ります。
お子さんが落ち着いたらまずは叱らず同調してあげましょう。