熱性けいれんについて|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 湖南石部園】

こなんいしべえん
湖南石部園
滋賀県湖南市石部中央2丁目1-10
JR草津線石部駅より徒歩18分
(駐車場完備)
050-5807-2238 (平日10:00-17:00 )
採用応募
お問い合わせ

湖南石部園ブログ

熱性けいれんについて

2023-12-07

熱性けいれんについて

子どもに多い「熱性痙攣(けいれん)」とよく聞くと思います。
熱性けいれんは、子どもが6カ月~5歳ころに突然の発熱に伴って意識障害、
けいれんを引き起こす病気です。
今回は熱性けいれんと対応についてご紹介します。


熱性けいれんはどのような病気ですか?

子どもの脳は熱に敏感で、風邪などの熱でもけいれん発作を起こすことがあります。一般に生後6か月から5歳までに、発熱時(通常は38度以上)に起きるけいれん発作を熱性けいれんと呼びます。日本では5%以上の子どもが熱性けいれんを起こし、欧米よりも頻度が高いと言われます。熱性けいれんは熱の上がり際に多く、突然意識がなくなり、白目を向いて、身体をそらせるように硬くしたり、手足をガクガク震わせ、顔色が悪くなります。ただし、体の力が抜けて、ボーッとして意識がなくなるだけの場合もあります。

子どもがけいれん発作を起こすと保護者の方などもびっくりしますが、大事なことはパニックにならずに落ち着くことです。ほとんどの熱性けいれんは5分以内に自然に止まってきます。まず、倒れたり物にぶつかってけがをしないように、安全な場所に横に寝かせましょう。吐くこともあり、顔や体を横向きにして、息がつまらないようにしましょう。口にものを噛ませるのは、呼吸をできなくする可能性があるのでやってはいけません。可能なら発作が始まった時刻や続いた時間、けいれん発作中の様子(手足のがくがくは左右両方か片方か、目はどちらを向いていたか、など)を覚えておくと、あとで役に立ちます。5分以上けいれん発作が続く場合を「けいれん重積状態(または、てんかん重積状態)」と呼び、救急車などで病院に搬送する必要がある状態です。
熱性けいれんで大事なことは、髄膜炎、急性脳症など熱性けいれん以外の重い病気と区別することです。初めての熱性けいれんでしたら、救急外来など医療機関を受診しましょう。これまでに熱性けいれんを起こしたことがある子が再度の熱性けいれんを起こした場合なら、5分以内にけいれん発作がおさまればご自宅で様子を見ていただくこともあります。その場合も意識が1時間以内にもどってくるかには注意しましょう。

はじめて熱性けいれんを起こしても、再び熱性けいれんを起こす子どもは約30%のみです。熱性けいれんを繰り返しやすい子どもでは予防のために発熱時にけいれん予防の坐薬を使うことがあります。ただし約3分の2の子どもでは再発がありませんので、多くの子どもでは薬は必要ないことを知っておきましょう。

引用:一般社団法人 日本小児神経学会 https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=27

症状

熱の上がり際に多いのが
・突然意識がなくなる
・白目を剥く
・身体をそらせるように硬くする
・手足をガクガク震わせる
・顔色が悪くなる
・体の力が抜ける

もし、けいれんが起こったら・・・?

・時間を測っておくこと
痙攣が起きたら、時間をはかり、5分以上が続いたり何度も繰り返す場合は
救急車を呼ぶ必要がありますが、5分未満でも、意識が戻らない(呼びかけに応答しない、名前を呼んでも目が合わないなど)時も呼ぶ必要があります。

・スマホ撮影しておくこと
痙攣の姿を撮影しておくと、後から救急隊や医者に見せる映像になります。
痙攣の様子、時間を正確に伝えることができます。

親が事前にできること

・熱性けいれんの知識を身につけること
実際にYouTubeにけいれんが起こった時の撮影された子供の様子もあります。
閲覧注意になりますが、いざ起こった時の対応も変わると思います。

困った時、不安な時は・・?

救急車を呼ぶことが1番です。
または、電話相談もしましょう。
#8000(子ども医療・夜間や休日)
#7119(救急車呼ぶか迷う)に連絡