2022-12-15
クリスマスはなぜごちそうを食べるの?
Category:子育てにお役立ち情報
クリスマスというとごちそうというイメージではないでしょうか。
どうしてごちそうを食べるのでしょうか。
お子さんに聞かれたときに備えて調べてみるときっとより楽しいクリスマスが過ごせるでしょう。
こちらではクリスマスで頂く料理についてご紹介します。
クリスマスのごちそうを24日に食べるのは日本だけ
日本ではクリスマスイブとして24日にクリスマスのディナーを頂くご家庭が多いでしょう。
レストランのクリスマスディナーの予約も24日がピークです。
そもそも海外ではクリスマスイブとしてお祝いをすることはありません。
敬虔なクリスチャンのご家庭であれば、24日は一日中ミサでお祈りを捧げているのです。
キリスト教でクリスマスは25日だけ。25日の朝から日没までにクリスマスの料理を頂きます。
祈りの間断食状態にあるため、25日のお祝いには断食明けということで必然的にごちそうになるのです。
クリスマスにチキンとイチゴのデコレーションケーキを食べるのは日本だけ
クリスマスでは世界中でその地域のさまざまな伝統料理を頂きます。
たとえばイギリスの家庭の75%がローストターキー、つまり七面鳥を食べています。
他にもローストビーフやローストチキンといったロースト料理をたくさん用意し、付け合せに茹でた芽キャベツやじゃがいもを添えるのです。
日本でフライドチキンをクリスマスに食べるのが一般的になったのはこのローストターキーが由来と言われています。
日本でよい七面鳥が食べられないと知ったイギリス人がフライドチキンを食べることにしたことからだそうです。
そして日本のように日持ちがしないケーキより、ドライフルーツや砂糖、スパイスがたっぷりはいった日持ちのするデザートが用意されるのが一般的。
寒い時期を楽しく乗り越えるための工夫がされているのです。
海外のクリスマスデザート
お子さんがもう少し大きくなったら、「今年はドイツ風」「今年はニュージーランド風」などクリスマスのデザートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最近ではスーパーでも海外のクリスマスデザートを取り入れているお店も多いので、お子さんが大きくなる頃には馴染んでいるでしょう。
前述のイギリスではドライフルーツやナッツ、スパイス、ラム酒、黒ビールなどを一緒に混ぜて蒸した「クリスマス・プディング」や「ミンスパイ」を頂きます。スーパーでも見かけるようになったドイツの「シュトーレン」もドライフルーツやナッツがたっぷり。
真夏にクリスマスシーズンを迎えるニュージーランドは打って変わって「パブロバ」といわれるメレンゲ生地に生クリームとフルーツをトッピングしたふわふわのケーキを頂きます。
世界の文化に触れる良い機会でもあるのでぜひご家庭で取り入れてみてください。