2022-01-25
食事でできる風邪予防
Category：子育てにお役立ち情報
毎年寒さが本格的になってくると、子育て中のパパ・ママはお子さまの風邪が心配でしょう。さらにインフルエンザや最近では新型コロナウィルスなど、感染が心配な病原菌やウィルスはたくさんあるので、日ごろから免疫力アップが欠かせません。
風邪の予防には手洗い・うがいはもちろんですが、毎日の食事でたっぷりと栄養を摂り、体を中からあたためることが大切です。
そこで今回は、風邪を予防する食事の4つのポイントをご紹介。お子さまだけでなく大人も、これらのポイントを押さえた食事で免疫力を高めてこの冬を乗り切りましょう。
◆食事でおこなう風邪予防のポイント
毎日の食事はもちろん何でもバランスよく食べるのが理想ですが、より効率的に食事で風邪を予防するためには以下の4つのポイントを意識するのがおすすめです。
ウィルスの侵入を阻止する
ほうれん草やニンジンといった緑黄色野菜に多く含まれるカロテン。食事から摂取したカロテンは体内でビタミンAに変わります。そしてそのビタミンAは鼻やのどの粘膜に潤いを与えるので、ウィルスが粘膜に付着して侵入するのを防いでくれます。
さらに、免疫細胞の素となるたんぱく質と一緒に摂取することで、風邪の予防効果がアップ。
体をあたためる
温かい食事で体をあたためるのも風邪予防の基本ですが、さらにその温かい料理にとろみをつけるのがおすすめ。料理が冷めにくくなるので、体を芯からあたためることができます。
また、ウィルスの増殖や免疫を活性化する作用のあるビタミンCは風邪予防に欠かせませんが、水に溶けてしまう性質が。しかしスープに入れて飲めば無駄なく摂取できます。
腸を整える
「腸活」も話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、人間の体の中で最も免疫細胞が集まるのは、腸です。
食物繊維や、中に含まれる微生物が免疫細胞を活性化してくれる発酵食品を摂ることで、腸内の善玉菌が増えて免疫力がアップするので、風邪予防としても積極的に取り入れましょう。
朝ごはんをきちんと食べる
寝ている間は体温が下がります。体の調子を整えるためには、1日の始まりとなる朝にしっかりと食事を摂ることが大切。
脳や体のエネルギーの源となる炭水化物や糖質をはじめ、体をつくるたんぱく質、調子を整えるビタミンやミネラル、などの基本栄養素を朝ごはんで合わせて摂取できるように意識しましょう。
◆風邪予防におすすめの食材
具体的な食材としてはどんなものが風邪予防に効果的なのでしょうか？5つご紹介します。
かぼちゃ
前述したように風邪予防に効果の高いビタミンA・Cや食物繊維がすべて豊富に含まれます。さらに抗酸化作用のあるビタミンEも。甘みがあるので子どもにも食べやすく使いやすいでしょう。
ヨーグルト
栄養価の高い牛乳からできていてカルシウムが多く含まれるのはもちろん、乳酸菌による整腸効果も得られます。
ブロッコリー
ビタミンCの豊富なブロッコリー。葉酸や鉄分、カルシウムも含まれるので、育ち盛りの子どもにたくさん食べさせましょう。
納豆
発酵食品として整腸のためにもおすすめですが、納豆にかぎらず大豆製品全般におすすめ。食物繊維も摂れるので、野菜がきらいな子にもぴったり。
ミニトマト
トマトやミニトマトもビタミンCが豊富な食材。さらにリコピンに強い抗酸化作用があるので、免疫細胞を守ってくれます。