RSウイルス感染症とは|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 水口本園】

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RSウイルス感染症とは

2021-08-14

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症とは

6月末ごろから首都圏を始めとして、保育園で乳幼児を中心として感染が広がったRSウイルス感染症ですが、
今や全国的に感染が広がっています。
今回はこのRSウイルスについてや、感染予防のための対策についてご紹介いたします。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)とは、
RSウイルスの感染によっておこる呼吸器の感染症のことをいいます。
生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の子どもがRSウイルスに
少なくとも1度は感染し、また何度も感染と発病を繰り返すことも少なくありません。

感染した場合の症状は、鼻水やせき、咽頭痛、発熱などですが、
初めて感染し発症した場合は症状が重くなりやすいと言われており、
乳児に感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な状態になることもあります。
特に、早産児や生後24ヶ月以下で心臓や肺に基礎疾患がある、
神経・筋疾患や免疫不全の基礎疾患を有する場合、重症化するリスクが高まるとされています。
そのため、感染を予防するための対策が必要となります。

RSウイルス感染症を予防するには

RSウイルス感染症は、感染者の飛沫(飛沫感染)や、
ウイルスが付着した手指や物に触れることで感染(接触感染)するとされています。
そのため、感染予防をするには、手洗いうがいはもちろんのこと、
身の回りの消毒が基本的な予防方法となります。

①ドアノブや手すり、おもちゃなどは、できるだけこまめに消毒する
RSウイルスは、消毒剤に対する抵抗性が弱いウイルスです。
そのため、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨードなど一般的な消毒剤で消毒可能です。

②手洗い、うがいの徹底
小まめに手洗い、うがいを心がけ、
食事の前や鼻をかんだ後などにも行いましょう。
外出先ではアルコールを含んだ消毒剤で手を消毒するのも効果的です。

③早めの受診とかかりつけ医への相談
呼吸が荒い、息苦しそうにしている、肩や全身を使って息をしている、
顔色が悪い、元気がないなどの症状が見られた場合には、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

④咳などの症状のある場合は、登園を見合わせる
少しでも感染が疑わしい症状が出た場合は、無理をさせず登園を控えるようにしましょう。
RSウイルスに感染していなかったとしても、免疫力の落ちた状態で登園すると、
感染するリスクが高くなります。

いかがでしたでしょうか。
RSウイルス感染症は子どもから大人にも感染しますが、
大人の場合は鼻水が出る程度の症状であることが多いことから、
RSウイルスに感染していると気付かないことがあります。
気付かないうちに、ご自身が感染元になってしまう危険性もあるため、
大人も普段からの手洗いや消毒などでRSウイルスの感染を予防していくことが大切です。