2022-05-10
鯉のぼりはもう片付けた?
Category:子育てにお役立ち情報
男の子の誕生を神様に伝え、健やかな成長を願う鯉のぼり。
室町時代から続く端午の節句に飾られる風物詩です。
昨今では小さい飾りを軒下に飾るご家庭が増えていますが、一軒家でお庭があるおうちであれば大きな鯉のぼりを上げてらっしゃるところもあるでしょう。
そんな鯉のぼりですが、もう片付けられましたか?鯉のぼりを飾る時期など鯉のぼりについてご紹介しましょう。
鯉のぼり、吹き流しの色の意味
鯉のぼりといえば、黒、赤、青、緑といった順に色と大きさの違いがあります。
子どもが増えると緑のあとに紫、桃色と増やすのだとか。
もともとは黒一色だったのが明治時代に緋鯉が登場、昭和に小さな子鯉が登場しました。
その黒いお父さんの鯉の上に飾られるカラフルな吹き流しにも色に意味があります。
古代中国の五行説から来ており、万物は木、火、土、金、水の5元素からできているという考え方です。
青は木、赤は火、黄が土、白が金、黒が水を指しています。吹き流しによっては青が緑であったり、黒が紫であったりする場合もあるでしょう。
五色揃って魔除けの意味があるとされています。
鯉のぼりを飾る時期
鯉のぼりを飾ったのはいつでしたか?
お忙しい保護者の方のこと、ゴールデンウィークに入って慌てて飾ったというご家庭もあるでしょう。
明確に規定はありませんが、一般的には春分の日以降の3月中旬から4月上旬、遅くとも4月下旬までにはあげたほうが良いとされています。
早くあげるとお子さんも気分が上がって嬉しいでしょう。
鯉のぼりをしまう時期も明確には決まっていません。
5月5日が終わってすぐ片付けるというご家庭もあれば、旧暦に合わせて6月中旬まで飾るという地域の方もいらっしゃるでしょう。
大切なのは大切に保管するために晴れた日に片付けるということ。
雨などで湿った状態の鯉のぼりを畳んでしまうとカビが映えたり虫食いの原因になったりしてしまいます。
からりと晴れた日に家族で協力して片付けると気持ち良いですし、なぜ今日片付けるのか、残念がるお子さんにも説明しやすいでしょう。
来年お子さんが鯉のぼりをみて喜んでくれるように大切にしまっておくことを伝えてください。
いかがでしたか。
お子さんが片付けるのを嫌がっていたら、鯉のぼりをしまう前に一緒に写真を撮って、来年どのくらい大きくなってるか比べるために一年ねんねしてもらおうと伝えてみてください。
記念にもなりますし、一緒にしまう過程でお子さんも納得してくれるでしょう。