2023-05-02
端午の節句の菖蒲湯とは?なぜ入るの?
Category:子育てにお役立ち情報
日本の伝統的な節句の一つである「端午の節句」。
主に男の子の健やかな成長をお祝いする日です。
こどもの日でもある5月5日にお祝いしますが、菖蒲湯に入る風習があることをご存知でしょうか。
こちらではなぜ菖蒲湯に入るのか、その時の注意点についてもご紹介しましょう。
端午の節句に入る菖蒲湯
邪気を払う効果があるとされる伝統的な菖蒲湯に入る風習。
菖蒲の葉の束をお風呂に浮かべてかんたんに用意することができます。
菖蒲湯に使われる菖蒲には、清める効果、邪気を払う効果があるとされてきたのです。
また、菖蒲の香りには疲労回復やリラックス効果があるとされています。
確かに香りがたかく、爽やかな香りに癒やされるでしょう。
入浴することで体を温め、血行を促進し、健康的な体を保つことができるという考えから、端午の節句には菖蒲湯に入るという風習が根付いているのです。
お子さんと入るときの注意点
首がすわるころには肌のバリヤ機能もしっかりと機能するため、菖蒲湯に入っても問題ありません。
しかし、アレルギーがある可能性も考えなければならないので、まずはかけ湯で様子をみましょう。
長湯しない
血行促進と保温効果がある菖蒲は、いつもより早く身体があたたまる可能性があります。
十分にお子さんがあたたまったら、長湯はさけましょう。
汗をかきすぎて水分不足になってしまいます。
肌が荒れていないか確認を
入浴前に肌荒れをしていないか確認しておきましょう。
お子さんの肌はデリケートですから、口の周りやおしりの肌荒れが気になるときには普通のお風呂にしてあげてください。
菖蒲湯の気分を味わいたいときには、あせもや肌荒れに効果がある「よもぎ」がオススメです。
菖蒲の葉で傷つかないように見守る
菖蒲の葉は固くて尖っています。好奇心旺盛なお子さんは珍しさから触って確認したくなるでしょう。
しかしお風呂で柔らかくなった肌を傷つけてしまう可能性があります。
葉をこまかく切って不織布などの袋に入れてから菖蒲湯にすると安全です。
もしくは先に菖蒲を入れておき、入浴の際には取り出すと良いでしょう。
お子さんが口に入れたりしないようしっかり見守りましょう。
普通のお湯で洗い流してあがる
漢方でも使われる菖蒲は強い効能があるため、そのまま上がるとお子さんの肌に負担をかける可能性があります。
お湯で洗い流してあがり、いつものスキンケアをしてあげてください。