2022-11-10
七五三での千歳飴の由来とは
Category:子育てにお役立ち情報
来年七五三を控えているというご家庭もいらっしゃるでしょう。
この時期はスーパーでも「千歳飴」が販売されているので、お子さんの目に触れることもあるのではないでしょうか。
かぞえ年で七五三参りをされるご家庭は「千歳飴」と一緒にお子さんの記念撮影を予定されているかもしれませんね。
では千歳飴にはどのような由来があるのでしょうか。
七五三の行事食「千歳飴」
子どもの成長を祝う七五三。
被布や着物、袴などの晴れ着をまとったかわいらしい子どもたちが寺院にお参りにいきます。
お参りの際に神社で授与品として頂けるのが千歳飴です。
子どもたちにとってはお楽しみのひとつでもありますし、記念撮影の際の小物としてもポピュラーですね。
実は直径15mm以内、長さ1m以内と決められているのをご存知でしょうか。
千歳飴の袋にはお祝い事の品として鶴やカメ、松竹梅などの縁起物が描かれています。
千歳飴の由来
千歳飴はもともと「千年飴」として売られていました。
その始まりは江戸時代。
浅草の飴売りが細長い棒のような飴を長寿になるとして売り歩いたのが始まりと言われています。
飴を作るときに引っ張って長く伸ばすことから転じて、「長生きできる」という触れ込みでした。
江戸時代後期に浅草寺や神田明神前の天野屋で七五三のお祝いに用いられるようになり、いつしか千歳飴と呼ばれるようになったのです。
昔は小さな子どもは病気や怪我などでの生存率が低く、三歳、五歳、七歳まで育ってくれてありがとう、これからも元気でねという、元気に育ってほしい、長生きしてほしいという親の思いが形として千歳飴に込められ、縁起物になったと言われています。
昨今の千歳飴
縁起物として紅白の2本の組み合わせである千歳飴ですが、最近ではちょっと変わった千歳飴が販売されています。
紅白以外に七五三の着物の雰囲気に合わせたおしゃれなものだったり、お子さんの好きなキャラクターの色柄だったりとさまざまです。
着物を選ぶ感覚で千歳飴も多様化しているので、せっかくですからお参りの際に授与される紅白の千歳飴とは別にお子さんが興味をもつ千歳飴を用意してもいいかもしれませんね。
いかがでしょうか。
夏のあとは日焼けをしているからということで、春頃には七五三の前撮りキャンペーンなどが始まることもあります。
人気の和装などは予約が殺到するので、来年三歳になるお子さんがいる保護者の方はSNSなどをチェックしておくと安心です。