伊丹園ブログ

「児童クラブ」と「放課後子ども教室」の違いとは?

2022-01-15

「児童クラブ」と「放課後子ども教室」の違いとは?

現在サンライズキッズ伊丹園に通園中のパパ・ママの中には、お子さまが小学生になったら学童保育を利用することを検討している方も多いかと思います。
しかし近年では従来の学童保育だけでなく、全国各地で民間の学童や地域住民の協力で成り立つ「放課後子ども教室」なるサービスが増えています。ちなみに伊丹市にも「伊丹市立児童くらぶ」や「放課後子ども教室」がいくつかあるので、わが子をどこに預けるのが安心なのか、迷ってしまうご家庭も少なくないでしょう。
そこで今回は児童クラブ(学童)と放課後子ども教室の違いや、公立と私立の学童保育の違いについてなどをご紹介します。

 

■「児童クラブ」と「放課後子ども教室」の違い

児童クラブ(学童保育)と放課後子ども教室は、その目的や関わっている大人などが違います。

 

児童クラブ(学童保育)とは

児童クラブは厚生労働省の管轄で、仕事などによって日中に保護者が家にいない小学生を対象としています。遊びや生活の場を提供することが目的で、子どもたちのお世話をするのは「放課後児童支援員」の有資格者や補助員です。
かつての学童保育では対象年齢を「おおむね10歳未満」と定めていましたが、児童福祉法の改正により2015年からは小学校6年生までに拡大されました。

 

放課後子ども教室とは

放課後子ども教室は文部科学省の管轄。保護者の就労状況にかかわらず、全ての子どもが対象です。学童保育に通う子も利用きるケースも。
地域住民の協力のもと、学習はもちろんいろいろな体験や交流活動、スポーツなどの機会を提供することを目的としていて、児童クラブが「生活の場」であるのに対して放課後子ども教室は「活動の場」とされています。管理・運営は市区町村が雇用した放課後子ども教室主任(コーディネーター)が、体験教室の講師は地域のボランティアが関わっています。

 

■公立の学童と私立の学童の違い

児童クラブ(学童保育)は、大きく分けると自治体が運営している公立の学童と、NPO法人や企業などが運営する民間の学童の2つに分類されます。
公営の学童は全体の3割強で、残りが行政から委託された団体(社会福祉協議会、父母会、NPO法人、私立保育園、社会福祉法人、私立幼稚園や学校法人など)や企業などによって運営される民営。
「伊丹市立児童くらぶ」のような公立の児童クラブは、放課後児童健全育成事業の届け出をしたうえで、市町村が定めた基準に従って運営されています。一方で、民間の児童クラブには指導員の人数や施設設備などに国や市町村の基準が適応されず、費用も数万円~10万円ほどかかるようです。
しかし塾や習い事と併設されていたり、延長保育や送迎、夕食の提供といったさまざまな便利なサービスが充実しているのも確か。学童保育においても待機児童問題があるため、利用時間や子どもの興味などによって選ぶと良いでしょう。

[伊丹市立児童くらぶについてはこちら]
https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/KODOMO/KOSODATE/kosodateshiennkajidoukurabu/1390288373047.html