2022-09-05
春だけじゃない!秋の花粉アレルギーに注意
Category:子育てにお役立ち情報
秋うまれのお子さんがアレルギー体質になりやすいと言われていることをご存知でしょうか。
特に花粉症などの気管に外的要因でアレルギーが発生する場合に、気づかれない場合が多いためです。
花粉症は春のスギ花粉がよく知られていますが、秋にも特有の花粉症があります。
こちらでは、秋特有のアレルギーについてご紹介しましょう。
秋の花粉症のアレルゲン
スギ花粉と違って広い範囲で大流行することがないため、あまり知られていない秋特有の花粉症。
イネ科やキク科などの草花が放出する花粉なので、飛沫の範囲が限られるのです。
ご自宅の近くやよく遊びにいく公園などに河川敷や野原がある場合は注意が必要でしょう。
くしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状が起こります。
もし、肌寒くなる季節の変わり目でくしゃみや鼻水がなかなか治らないという場合は、風邪症状ではなくアレルギー性鼻炎・花粉症かもしれません。
お子さんにそういった症状がみられる場合は、血液検査でアレルギーの判定をしてもらいましょう。
アレルゲンになりうる秋の植物
秋にお子さんをアレルギー体質にしてしまうリスクのある植物は以下のとおりです。
キク科:ブタクサ(8月中旬~10月)、ヨモギ(9~10月)、セイタカアワダチソウ(10~11月)
クワ科:カナムグラ(9~10月)
どれも河川敷や公園に一般的に生えている草花になります。
名前は知らなくても見たことがあるという場合もあるでしょう。
東京都福祉保健局のホームページで植物の写真を確認できますので、チェックしてみてください。
秋の気候による悪化に注意
お子さんの肌や気管はまだ未成熟です。
そのため、アレルゲンによる刺激によってアレルギーを引き起こしやすいと言えます。
冬から春、夏にかけては気温や湿度が上昇し、同じ花粉症の季節でも子どもたちの体は目覚ましい成長をみせます。
しかし、秋から冬にかけては気温も湿度も下がり、乾燥した空気が肌のバリヤ機能も下げてしまうのです。
残暑の日もあれば、肌寒くなる日もあるので大人でも着るものに悩みますし、お子さんの中には体が気温の急激な変化についていかない場合もあるでしょう。
そんなときに秋特有のアレルゲンにさらされると影響を受けやすくなるのです。