新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が国民全員に一律10万円を支給することを決めた「特別定額給付金」。既に申請書類が届いた世帯もあるのではないでしょうか。
皆さんは定額給付金を何に使おうと考えていますか?
※ブランド総合研究所(東京都港区 http://tiiki.jp)とアイブリッジ株式会社(大阪府大阪市 https://ibridge.co.jp/)が実施した「新型コロナウイルスの影響に関する消費者調査 特別定額給付金10万円の使い道 https://news.tiiki.jp/articles/4505」より。約19,000人から回答を得る。
目次
上位10位は・・・?
1位:食費などの生活費(49.4%)
2位:貯金・預金(24.7%)
3位:マスクや消毒液など感染予防のための費用(24.2%)
4位:家賃や公共料金の支払い(16.3%)
5位:感染拡大が収まった後の外食やショッピング(14.3%)
6位:嗜好品や物品の購入(13.4%)
7位:感染拡大が収まった後の国内外への旅行費用(11.6%)
8位:ローンや借金の返済(10.4%)
9位:思いつかない(8.1%)
10位:医療費(7.9%)
やはり、食費・生活費と答えた人が約半数にのぼりました。次に多かったのは貯金や預金で約1/4。感染予防対策のための物品購入に充てると答えた人も約1/4いました。
家賃や公共料金と答えた人も16%おり、生活を維持するために必要な経費として10万円を使おうと考えている人が大多数を占めていることがうかがえました。
一方で、嗜好品を購入する、アフターコロナの楽しみに取っておくという人は少数。経済を活性化させるために使おうと考えている人は少ないことが分かりました。
年代別にも差があり、20代は貯蓄する傾向が強く、60代はレジャーに取っておく傾向が強いこともわかりました。
将来の生活を心配する若い世代と、老後の楽しみを持ちたい60代とでは差があるのかもしれません。
食費や生活費と答えた世代は40代以上が多く、世帯年収が低いほど生活費に回す割合が大きい
40代・50代では、食費などの生活費と答える割合がそれぞれ52.2%、51.4%と高いことが分かりました。
子どもが高校や大学に進学し、学費がかかる世代。大人と同様に食費もかかりますし、スマホやパソコンの維持費など生活費もかかることが予想されます。
また、年収200万円以下の世帯では、食費や生活費と答えた割合が54.9%と、とても高いことが分かりました。
「生活費に回す人」と「アフターコロナの楽しみに取っておく人」で二極化?
多くの人は、食費や生活費、感染予防対策、家賃や光熱費に充てると答えていますが、その一方で、嗜好品の購入や旅行に使いたいという人も一定数いることが分かりました。寄付すると答えた人も2.4%いました。
これから経済を活性化するうえで、消費に積極的な層をそれだけ意識できるかが重要になりそうです。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂