恋愛心理学「ツァイガルニク効果」とは

恋愛心理学「ツァイガルニク効果」とは

いいところで終わってしまうテレビドラマに「続きが気になる!」とモヤモヤさせられた経験はだれしもあるでしょう。
続きが気になると思ったことほど記憶にも残りやすいものです。
その現象は「ツァイガルニク効果」によるもの。
ビジネスシーンや恋愛にも行かせる「ツァイガルニク効果」についてご紹介しましょう。

目次

  1. ツァイガルニク効果とは
  2. 恋愛に生かす「ツァイガルニク効果」

ツァイガルニク効果とは

達成できた事柄よりも達成することができなかった事柄や、中断している事柄の方を強く覚えているという現象が「ツァイガルニク効果」です。
知りたい内容や興味の対象を一旦遮断されることで、より強く気になってしまうというのが基本原理。
例えばインターネットのニュースコンテンツで、最初の1ページは無料で読めるが2ページ目からは有料の会員登録が必要となる、1ページ目を読んでしまったので2ページ目も気になって仕方がないため会員登録してしまう、なんてことありますよね。
スマホアプリでも複数の漫画が無料で読めても、続きは会員登録して有料となるため、続きが気になって二冊目三冊目と課金してしまうという話はよくあります。
「ツァイガルニク効果」が効いているということです。

 

恋愛に生かす「ツァイガルニク効果」

中断されたことの方が記憶に残るという「ツァイガルニク効果」の特性を利用することで、婚活で出会った方の気持ちや意識をこちらに向けることができます。

相手の記憶に残す

例えば合コンで盛り上がっているところでお開きにします。
「もっと話したいけど明日仕事で早いんです。連絡先を交換しませんか」と帰りましょう。
また、LINEでメッセージをやりとりしているときに話が発展しそうだというところで切り上げます。
「ごめんなさい。どうしても済まさなければいけない用事があるので続きはまた今度で」など。
「ツァイガルニク効果」を効かせるポイントは中断するタイミングと次につながる情報です。
相手に気を持たせるようなタイミングで中断し、「また今度」や「連絡先を交換しませんか」と次につながる情報で、相手に「続きが知りたい欲求」を残すことができます。

相手の無意識に居座る

人は区切りのついていないものや終わっていない作業について、無意識のうちに脳のどこかで考え続けていることが脳科学で立証されています。
あなたが伝えたい想いや好意を気になる相手の頭の中に残るようにできたらどうでしょうか。
例えば、「今好きな人はいますか?」とLINEで送り、相手からの返信を1日スルーします。
相手は好意なのか、ただの質問なのか「なぜそれを聞いてきたのか」と質問の真意を考えながらスルーされた1日中あなたのことを意識してくれるでしょう。
無意識のうちにお相手にあなたの印象を残し、「ツァイガルニク効果」で印象操作をするのです。
未完了の気持ちを残し、相手の気持ちを引き付ける「ツァイガルニク効果」。
上手に利用してみましょう。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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