もしもあなたがネットで誹謗中傷を受けたら

新型コロナウイルスの感染拡大防止による外出自粛の影響もあってか、ストレスのはけ口としてSNSで誹謗中傷する投稿をしている人がいます。
芸能人の発信に寄せられるネット上の誹謗中傷で物議をかもしている現在、もしあなたが誹謗中傷の被害にあったときにはどのように対策すればよいのでしょうか。

もしもあなたがネットで誹謗中傷を受けたら

目次

  1. 誹謗中傷被害にあったときには
  2. 誹謗中傷を受けたときの対応
  3. 誹謗中傷がエスカレートした場合

誹謗中傷被害にあったときには

できるだけ冷静に対処する

誹謗中傷を書き込まれた場合、混乱し過剰に反応しがちです。
感情が先立ち「名誉棄損で訴えてやる」「損害賠償を請求する」と考えてしまいます。
まずは冷静に、その書き込みがどの程度影響を及ぼしているのか客観的にみることが大事です。
第三者が書き込まれた問題部分を読んでもそれほどたいしたこともないと判断する場合もあります。
影響が深刻で法的措置を辞さないという場合も、戦闘モードで掲示板管理者やプロバイダーに対面したところでよい結果は生みません。

知識を身に着ける

まず、どのような書き込みが犯罪となるのか知る必要があるでしょう。
次に同じような書き込みを発見したとき、どのような態度で臨むかも考えておきます。
法的措置をとって戦うという場合は、どのような手続きで進めていけばよいか、どういう情報が必要かを理解しておく必要もあるでしょう。
場合によっては無視するのが一番良い対応の場合もあります。
自分でできることは何があるのか、知識を得てから専門家に相談するようにしましょう。

誹謗中傷を受けたときの対応

もしあなたが誹謗・中傷や悪評などの書き込みを発見した場合は、どのように対応したらよいでしょうか?

無視する

相手に対して一切反応せず、気づかないふりをしましょう。
SNSのブロック機能を使うのはNG。ブロックしたことが相手に伝わると、別アカウントでまた攻撃してくる可能性があり、意味がありません。
ブロックすることで逆ギレする可能性もあります。
ツイッターでの誹謗中傷であれば、「フォローされていないアカウント」からの通知は切っておきましょう。
また、ダイレクトメッセージの既読通知はオフにしておきます。
既読したのにスルーされたと逆切れする人がいるからです。

サイトの管理者に削除要求をする

連絡窓口があり、投稿のポリシーも明示されている事業者が管理しているサイトであれば、正式な手続きを踏んで申請すれば対応してくれます。
ただし、削除要請が通らない場合や削除要請することで掲示板にその旨が掲載され、かえって問題を大きくする場合もあるので、そういったサイトへの書き込みには削除要請しないほうがいいでしょう。

誹謗中傷がエスカレートした場合

警察に相談する

書き込んだ加害者が匿名の場合、サイト管理者に個人情報開示を要求してから警察に相談しましょう。
資料を集めてから相談に行かないと、生活安全課にまわされて、話を聞いてもらうだけで終わります。
明確に刑事事件にするのであれば、刑事課やサイバー犯罪の部署を訪ねる必要があるでしょう。

法的措置をとる

まず、誹謗中傷をされている文書のキャプチャを撮ります。
URLを記録し、書き込み時刻をメモ。
この時加害者側に悟られないようにしましょう。
気づかないふりをして証拠や根拠となるエビデンスをたくさん用意していきます。
エビデンスが多ければ多いほど裁判で有利です。
書き込まれた誹謗中傷と思われる内容が正当なクレームであれば、逆効果になるので気を付けましょう。
まずは冷静に、知識をつけて戦略を練ることです。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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