100年後の日本の人口が4000万人に!

100年後の日本の人口が4000万人に!

2110年の日本の総人口4,286万人。
そのうちの半分近くが年配の方で、子どもは1割未満といわれています。
現在のまま人口減少が進んだ時の100年後の日本の姿。
これはあなたの子どもや孫の世代に起きる現象です。
これから日本人としてどのように人口減少と向かい合うのか、データを通して見ていきましょう。

目次

  1. 死亡率が出生率を上回る現在までの推移
  2. 100年前はみんな結婚できていた

死亡率が出生率を上回る現在までの推移

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」によると日本の人口は100年後には現在の3分の1に急減するとみられています。
これまでの推移を見ていきましょう。

1940年代

1947~49年に第一次ベビーブームが起きます。
この影響により日本の総人口は大きく増加を始めました。

1950年代

合計特殊出生率が1950年の3.65から1959年の2.04へ急激に低下しました。
多くの先進諸国と同様に、多産少死から少産少死へとシフトする人口転換が起きたのです。
出生数は年間1950年の234万人から1959年の163万人へ急激に減少しましたが、長寿化に伴って年間死亡数も減少したため、総人口は増加をしていきました。

1960年代

高度経済成長期。合計特殊出生率は2.0~2.2程度で推移し、死亡数が年間70万人程度で推移。
総人口は安定的に増加を続けます。1967年には1億20万人となり、日本の総人口は初めて1億人を超えました。

1970年代

1973年の出生数209万人。第二次ベビーブームが訪れました。
しかし、1979年には親世代と子世代の人数が等しくなる出生率の水準(日本は2.07)が1.77まで低下し、出生数は減少傾向に。

1980年代

合計特殊出生率は70年代と同様に低下し出生数は減少し続けました。
しかし、死亡数を上回っていたため総人口は穏やかに増加し続けます。
このころからライフスタイルに対する価値観の多様化や女性の社会進出に伴う未婚化・晩婚化の進行が指摘しだされました。

1990年代から現在

総人口は2008年に割いたの1億2,808万人となりました。
しかし、その2008年前後から死亡数が出生率を上回り推移をすることになり、日本の総人口は減少に転じます。
2014年の調査結果で100万人が減少。合計特殊出生率は90年代以降緩やかに低下を続け、2014年には1.42となりました。それに伴い出生数が100万人となり、死亡数は127万人となっています。

100年前はみんな結婚できていた

100年前は「結婚保護政策」がとられており、自己選択権のないお見合いや妻を家に縛り付ける家制度、家族のために粉骨砕身働くことが父親・男としての責務という社会規範など、現在の個人レベルで考えると不自由な制約が多かったと言えますが、みんなが結婚できていた、人口減少に貢献していたと言えます。
100年前に比べると現代は恋愛や結婚に対して社会的な制約がなく、自由であるといえるでしょう。
しかし、自由であるがゆえに何をどうしていいのかわからない不自由さから未婚化が進んでいるのではないでしょうか。
結婚しない自由も、子どもをもうけない自由も尊重されるべきではあります。
しかし、一方で結婚したいけれどできないという方もたくさんいらっしゃるのが現実です。
価値観の多様化が進む現代だからこそ、婚活パーティーや結婚相談所でかつてのお見合いや職場での紹介に変わる出会いの場の仕組みが人口減少を止めるためにも必須と言えるでしょう。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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