増え続ける「卵子凍結」あなたはアリ?ナシ?

結婚適齢期という言葉は今や死語。しかし出産適齢期は明らかに存在します。この現実に振り回されている独身女性は多いでしょう。
今、自立した女性の間で注目を集めているのが出産適齢期のうちに若くて健康な卵子を採取しておく卵子凍結です。

目次

  1. 欧米では「ソーシャルエッグフリージング」する女性が増えている
  2. 妊娠のタイムリミットに悩まされなくていい、というが・・・
  3. 日本では1回の採取が25~50万円、1年間の保存に25万円
  4. 子どもを望むのなら、20代から婚活した方が圧倒的に有利

増え続ける「卵子凍結」あなたはアリ?ナシ?

欧米では「ソーシャルエッグフリージング」する女性が増えている

日本では不妊治療のイメージが強い卵子凍結。欧米では、ソーシャルエッグフリージングと呼ばれ、年齢や規定概念、パートナーに左右されず、自分が自分の人生の主導権を握るべく、この考え方が浸透しつつあります。
これは女性だけではなく男性も知っておかなければならないこと。
女性は30代半ばから卵子の老化が始まり、40歳近くなると卵子の90%が消滅すると言われています。
海外の有名セレブ達は、いずれ子どもが欲しいけれども今ではない、やりたい仕事がまだまだある、などの理由で「ソーシャルエッグフリージング」をする人が増えています。

妊娠のタイムリミットに悩まされなくていい、というが・・・

ここ5,6年で技術が画期的に進歩した卵子凍結。卵子の老化のリスクを減らすため、将来のための保険として、20代30代のうちの健康な卵子を保存しておきたいという気持ちはわかります。
しかし、簡単に妊娠出産ができるわけではありません。
卵子は融解時に変形しやすいと言われています。そのため、保存した卵子全てが体外受精や顕微授精に使用できるわけではないとされています。

海外の研究によると、凍結した卵子を使用した場合の出産率はわずか20%程度。5回行って1回しか妊娠出産に至らないとのことでした。
しかし、現状は30代後半になって慌てて卵子凍結した場合が多いそうで、20代のうちに若くて健康な卵子を凍結しておけばもう少し妊娠出産率はあがるかもしれない、という専門家もいるそうです。

日本では1回の採取が25~50万円、1年間の保存に25万円

日本ではもちろん公的医療保険は適用されません。1回で10個程度の卵子を採取し、費用は25~50万円ほどかかります。
それを冷凍保存するのに1年間で25万円ほどかかるとされています。5年保存すれば、125万円かかる計算になります。
いざ妊娠出産したいと思ったら、それを融解して体外受精または顕微授精することになり、さらに費用がかかりますし、必ず妊娠できる保証はありません。

卵子凍結は一つの選択肢ではあるものの、確実ではないことを心得ておかなければなりません。
また、もし卵子凍結を考えているのであれば、20代の若いうちに行った方がリスクが低いでしょう。

子どもを望むのなら、20代から婚活した方が圧倒的に有利

子どもを望むのであれば、女性は20代のうちから結婚を意識して婚活する方が圧倒的に有利です。まずはオンライン婚活から始めてみませんか?
婚活市場では、40代50代の男性でも「子どもを望む」という人が大変多く、20代女性というだけで、かなりのアドバンテージになります。
いくら科学や技術が進歩しても、人間の生殖に関わる本質的な部分はそう簡単には進化しないことを肝に銘じておきましょう。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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