データでみる婚活 結婚に関する意識調査

コロナ禍によって人々が新しい生活様式の元で過ごすようになりました。今ではマスク生活が当たり前、外出や外食をしなくなり、健康についてはもちろんのこと、お金の使い方や恋愛に至るまで様々な価値観に影響を及ぼすことになっています。
そのような中、コロナ禍によって結婚に対しての人々の価値観は変化があったのでしょうか?そこで今回は、20代~70代の男女10,059名に対して行われた「結婚に関するアンケート調査」の結果についてご紹介いたします。

データ参照:マイボイスコム株式会社調べ「結婚に関するアンケート調査」

データでみる婚活 結婚に関する意識調査

あなたは結婚についてどのようにお考えですか?

あなたは結婚についてどのようにお考えですか?

この「結婚に関するアンケート調査」は第5回目となっていますが、第3回(2014年)と比べて「結婚はしなければいけないと思う」「結婚はできればした方がよい」という
結婚肯定派は減少傾向、対して「必ずしも結婚する必要はないと思う」という否定派が増加傾向にあります。それでも、半数の方は結婚はした方がよいと考えている方が多い状況にあるようですね。

結婚の予定はありますか?結婚したいと思いますか?

結婚の予定はありますか?結婚したいと思いますか?

今回のアンケート対象者の内、結婚していない人(未婚または離死別者、全体の3割強)に対して上記の質問をしたところ、
結婚はしたいと思わない、特に何もしていないという方を合わせると80%以上という結果となっています。
2011年度からさほど大きな差ではないものの、結婚したいとは思わない、と思う方については減少傾向にありますね。
コロナ禍によって、将来の不安からパートナーを求める傾向が強くなったことが影響しているのかもしれません。

あなたが結婚したいと思わない理由は何ですか?

あなたが結婚したいと思わない理由は何ですか?

上記の結婚したいと思わない方に、理由を聞いたところ(複数回答可)上位から「1人の方が気が楽」「自分の都合で生活できない」「結婚の必要性を感じない」「今の生活で十分幸せ」「結婚願望がない」となっています。
「結婚の必要性を感じない」「今の生活で十分幸せ」「結婚願望がない」はほぼ同じ比率となっていますので、「今の生活で十分幸せ」だと感じているからこそ「結婚の必要性を感じない」「結婚願望がない」ということなのでしょう。
男性、女性別では、男性は「経済力がない・経済的に不安定」であること、女性は「義父母や親戚などとのつきあいが面倒」「今の生活で十分幸せ」の回答が多くなっているとのことで、
不安定な景気による男性の経済力の低下、女性に関しては、女性の社会進出によって経済力が上がり、時間的な制約や面倒な家族づきあいのデメリットを上回るほどの男性と出会えないことが、女性の結婚意識の低下を招いているようです。
こうなってくると、日本経済の低迷が結婚意識の低下を招いているともいえそうです。

いかがでしたでしょうか。
婚活中の方にとっては、最新の結婚意識については気になるところだったのではないでしょうか。
ひと昔であれば、適年齢になれば結婚するのは当然と思われていた時代もありましたが、それは昔のこと。
今では多様な価値観が認められており、必ずしも結婚という形にこだわらなくてもいいじゃない?という考え方も、幅広い年代に受け入れられてきています。

結婚に対してメリットデメリットといった打算的な考え方ではなく、
自分が今後どんな人生を送りたいのかということを真剣に考え、その幸せを実現する上でパートナーが欲しい、家族を持ちたいと思うのであれば、
やはり結婚した方がよい、ということになるのではないでしょうか。

家族を持ちたい、という願いには残念ながら時間の制約があります。ご自身の人生を後悔することがないように、改めてご自身の婚活を見つめ直されてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました