今さら聞けない?「コロナ禍」の正しい読み方と意味

新聞の見出しや報道番組のコーナータイトルなどで頻繁に目にする「コロナ禍」。
オンライン婚活パーティーで出会った方に「これなんて読むの?」なんて聞かれて正しい読み方がわからず困った方はいらっしゃいませんか。
明けない夜はないといいますが、終わりの見えない「コロナ禍」で今後も使われていく言葉です。
この機会に正しい読み方と意味を理解しておきましょう。オンライン婚活パーティー中やオンラインデート中に会話ネタが尽きたときに使えますよ。
今さら聞けない?「コロナ禍」の正しい読み方と意味

目次

  1. 正しい読み方と意味
  2. 具体的な使い方
  3. 使われ出した時期

正しい読み方と意味

「禍」という感じは訓読みで「まが」「わざわ(い)」、音読みで「か」と読みます。
コロナ禍の場合は音読みで「コロナか」が正しい読み方です。
「わざわ(い)」という読み方があり、「災い」と「禍い」は、「阻止できない」「わざわ(い)」か、「阻止できる」「わざわ(い)」かどうかで使い分けるようになっています。
「災い」は自然発生する台風、地震などの阻止できない災害に使われ、人の手や努力によって阻止できる新型ウイルスの感染に関しては、予期できなかったとはいえ新しい生活様式によって阻止できる災いとして「禍」が使われているのです。

具体的な使い方

コロナの名前を用いたインパクトの強い「コロナ禍」
人の目をひくために新聞や雑誌の見出し、テレビ番組のタイトルとして使われることが多くあります。
日常生活や社会、経済などさまざまな方面に災いをもたらしているため、そういった苦難や状況を一言で伝えることができる言葉として「コロナ禍」が使われているのです。
例えば「コロナ禍で普及した婚活パーティー」「コロナ禍を生き抜く新しい婚活スタイル」といった使われ方をします。
ただし、報道番組などで情報を伝える方は「コロナ禍」を使わないようにしています。
発音による問題とこの半年使われ始めた言葉なので、意味がわからない方に配慮しているのです。

使われ出した時期

タイトルや見出しとして定着した「コロナ禍」ですが、いつから使われ始めたかご存知ですか。
「コロナ禍」という言葉がメディアで使われ始めたのは、新型コロナウイルスの感染拡大が社会生活に影響を及ぼし始めた2020年の2月半ば頃です。
スポーツ紙と夕刊で使われたことで一気に拡散しました。
ネットニュースなどではすでに使われていましたが、1面トップの見出しにスポーツ誌が「コロナ禍」を使ったことがきっかけといわれています。
この機に他のスポーツ紙や新聞も使い始めたのでした。
だんだんと見慣れ始めている言葉ではありますが、初めて誌面で使われた時は人々の興味を惹くには十分なインパクトだったでしょう。
3月には一般紙や全国紙、専門紙でも目にするようになりました。

さまざまな苦境や問題を一言で表現できる「コロナ禍」。
しかし便利だからこそ深刻さや事実が語られず、あいまいな意味で伝わったまま済まされがちなことが懸念されます。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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