コツメカワウソ、オンライン婚活で再婚

イギリスの南西にあるコーンウォール地方のカワウソ保護施設。
パートナーを亡くしたコツメカワウソがオンライン婚活に成功して新しいパートナーをゲットしたと話題になりました。
動物の世界で行われる、飼育係による代理婚活ですが、そのタイミングと周囲の応援、パートナーを愛することの大切さをコツメカワウソが教えてくれています。
手足を使い、活発に動き回る様子がとても愛くるしく、動物園や水族館でも人気のコツメカワウソ。
そのオンライン婚活の様子をのぞいてみましょう。

目次

  1. ■最愛の妻を失ったコツメカワウソ
  2. ■オンライン婚活のプロフィールを作成
  3. ■年配のパートナーを失ったコツメカワウソ
  4. ■オンライン婚活での出会いから対面のお見合いへ

■最愛の妻を失ったコツメカワウソ

コツメカワウソのオス「ハリス」は10歳。
溺愛していたパートナーのメスの「アプリコット」が16歳で亡くなり、独りになりました。
飼育係のタマラ・クーパーさんによると、ハリスはアプリコットが亡くなってから数週間は憔悴しきった様子だったのとのことです。
そこでカワウソ保護施設では、ハリスに新しいパートナーを探そうとオンライン婚活を開始したのでした。

■オンライン婚活のプロフィールを作成

飼育係のタマラ・クーパーさんはハリスの婚活プロフィールを作成。
「僕はとても気配り上手で、抱き合うのが大好き。そして、とっても聞き上手です。他のどんなカワウソよりも、あなたを愛します」
とハリスの優しさを最大限にアピールし、つぶらな瞳で正面を見つめるハリスの写真を添えました。

■年配のパートナーを失ったコツメカワウソ

ノースヨークシャー州スカボローにある保護施設のコツメカワウソのメス「パンプキン」。
最近年配のパートナー「エリック」を亡くしたばかりでした。
パンプキンの飼育係、トッド・ジャーマンさんはハリスの婚活プロフィールを確認。
まもなくパンプキンの写真をハリスがいる施設に送りました。

■オンライン婚活での出会いから対面のお見合いへ

ハリスとパンプキンがお互いに新しいパートナーにぴったりだと確信したそれぞれの飼育係。
コツメカワウソのマッチングはオスがメスの生息場所に入ることになるため、早速ハリスをパンプキンの施設に連れて行きお見合いすることになりました。
パンプキンの飼育係、ジャーマンさんは「パンプキンはとても寂しがっていたので、ハリスが来てくれるのを嬉しく思う」とコメントしています。
ハリスを飼育していたクーパーさんは「ハリスがいなくなるのはとても寂しい」と結婚する子どもを送り出す親の複雑な心境を吐露。
一方で「(パンプキンが暮らす)シーライフスカボローのような専門家に世話をしてもらえることは嬉しい。定期的に連絡を取り合い、ハリスとパンプキンの様子を見届けたい」と話しました。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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