いつも横浜オーダースーツのナガサカのブログをご覧いただき誠に有難うございます。
今回のブログでは「父親から譲り受けた」というスーツを自分サイズにできないかというご相談でした。
いつもの修理のご相談の様に、見せていただいたのですが、なかなか見ることのできないスーツでしたのでご紹介を!
何十年にも前に、父親が誂えたというスーツ、見れば見るほどに職人さんが精魂込めて作ったことが伝わってきます!
さらに驚いたことが何十年も前に作られたというほど古臭さがなく、洗礼されたデザイン・サイズでした。
着丈を現代風に少しだけ短くしてスッキリとさせることに、あまり元のバランスを崩さない様に程よく3cmです。
スラックスのシルエットは上着のバランスに合わせると不自然ではないのですが少しだけ裾巾に向けてスッキリとさせることにしました。あとは窮屈感のない様にウエストを調整致しました!
ベストは修正なし!!!ぴったり体に沿っていました。
見た目の良さはやはり生地の力もあります。大変希少なチンチラとカシミヤの毛を使った古き良きテーラーの歴史が詰まった最高峰の服地です。
ご予算は3万円ほどだったのですが、バランスを崩さないことを重視した提案で予算を大幅に下回り、お喜び頂けました。
・着丈詰め ¥5,000+税
・ウエスト調整 ¥2,500+税
・シルエット調整 ¥3,200+税