赤ちゃんのお腹の悩み
赤ちゃんのお腹の悩み・・・
子育て中にはお子様の新たな成長を発見し喜ぶ他にたくさんの悩みや大変さがあると思います。たくさん悩むのもお子様の事を一番に考えているからですよね‼ママやパパがいつもいつもお子様の事を考え愛情をたっぷりそそいでいることに、きっとお子様も嬉しく思っているはずです。
今回は子育ての一つの悩みとして赤ちゃんの便秘についてお話していきたいと思います。
毎日出れば安心ですが、何日かでなくなるとどこか具合が悪いのかな?と色々と考えてしまいますよね。そこでいくつかの原因を上げてみましょう。
1・水分が足りない(一番多く考えられることです)
赤ちゃんは成長のため新陳代謝が激しいので、老廃物が多くなります。それをオシッコにして体の外に出しています。そのため大人より水分が出ていきやすいです。
※ポイント→夏時期や発熱などで汗をかいて水分を取られてしまうので便秘になりやすいです。
2・腸の中のビフィズス菌が少ない
腸の中にいるビフィズス菌は、腸の働きを良くし、ウンチの水分量を増やす働きがあります。
母乳→ママの腸の中のビフィズス菌が母乳を通して赤ちゃんに移り住みます。
ママのビフィズス菌の量が赤ちゃんにも影響します。
ママのビフィズス菌が少なくて便秘だと赤ちゃんも便秘になりがちです。
※ポイント→ママはバランスの取れた食事をしていますか?
ミルク→ミルクの中にもビフィズス菌が含まれています。
3・腹筋が弱くて押し出す力が足りない
腹筋はウンチを押し出す力になります。腹筋が弱いために便秘になる事もあります。便秘になり腸の中に長くとどまると、さらにウンチは固くなり、出にくくなります。
※ポイント→2か月を過ぎたら腹ばいで過ごす時間も作り腹筋を育ててあげましょう。
◆便秘を疑うポイント◆
・苦しそうに排便している
・普段よりウンチやおならの匂いがきつい
・お腹が張って固い
・機嫌が悪い
・食欲がない
・授乳してもすぐ戻してしまう
便秘になってしまった赤ちゃんにできる事
◆お腹のマッサージ◆
おへそのまわりを『の』のを字かくように、時計回りにマッサージをしましょう。
◆直腸の刺激記◆
綿棒にベビーオイルやオリーブオイルなどをつけて、お尻の穴に差し込みます。円を書くようにゆっくりと綿棒を動かし直腸を刺激します。
◆病院へ行くめやす◆
1 4~5日出ない。
2 ミルクの飲みが悪い
3 体重が増えない
4 おしりから血が出る。
自分でウンチをするための準備とは
1 ・新生児 回数→2~10 回
体の準備→飲むと出る。授乳のたびにオムツ交換
・6か月 回数→2~3回
体の準備→脳から腹圧を上げるような命令が出始める。顔を赤くして力む姿見られる。
・1歳 回数→1~2回
体の準備→肛門の筋肉と脳が神経で結ばれてくる。
・2歳児 回数→1~2回
体の準備→腸にウンチが溜まったことが自分でも感じられる。我慢することは無理。
2 ウンチが出るまで
大腸にウンチが移動→脳が便意を感じる→肛門の筋肉を緩めたり閉じたりしてウンチをだす。
ウンチをトイレで出すための力を育てよう
1 生活リズムを整えることは自律神経を鍛えることにつながります。生活リズムが整うと、ウンチの時間も決まります。
2 体を使った遊びは、腹筋や足の筋肉等、力むための筋肉を鍛えます。
3 前日から溜まっていたウンチが大腸に移動するのは朝食です。朝食を食べた後、時間に余裕はありますか?『早く!はやく!』は便意を感じにくくなってしまいます。
4 食事の内容でウンチの量も変わります。食物繊維の量と水分量などもう一度確認しましょう。
◆食物繊維の種類◆
野菜は基本的に調理したものを食べましょう。加熱することで食物繊維を多く摂取することができます。
食物繊維は体のバランスを整え腸の働きを活発にする作用があります。
また、食物繊維には2つの種類があります。
☆水溶性☆便を柔らかくする食物繊維
・バナナ・りんご・イチゴ・みかんなどのフルーツに含まれる成分
★不溶性★便のかさを増す食物繊維
・青菜類・キャベツ・かぼちゃ・ブロッコリーなどに含まれる成分
この両方を合わせて摂取すると、相乗効果があります。また、不溶性の食物繊維をとる際は、なるべく水分も一緒に取りましょう。不溶性の食物繊維を多くとりすぎてしまうと、コロコロとした便になってしまう可能性があります。また、水分は食事やおやつの時だけではなく、こまめにとるようにしましょう。
最後にお子様の成長に合わせトイレトレーニングは自律の第一歩となります。
子どものトイレに対する不安を解消してくれる楽しい絵本を紹介します。
『ひとりでうんち』
おむつからおまるへ、おまるからトイレへ。あかちゃんが幼児の仲間入りするために必要な事がらを、しかけ絵本で楽しく学べます。
『ゆっくとすっくトイレでちっち』
トイレは恐くなくて、楽しいところだよ。子どもたちが「やってみようかな」と思えるような楽しいトイレがいろいろ。トイレのやり方でなく、子どものモチベーションを上げるお話。
子育てには悩みはつきものです。一人で悩まず、まずは周りにいる方に相談しましょう。きっと何か解決策やヒントが見つかるはず‼そしてみんなで子育てを楽しみましょう。毎日笑いと笑顔があふれる・・・そんな環境での子育てはお子様にとって最高の環境です。