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2019/03/08

ワーキングメモリーの鍛え方

今回は子どもの脳を発達させるのに欠かせないワーキングメモリーについてご紹介します。
ワーキングメモリーというと、「何かを記憶する能力」とお考えになる方も多いようですが、厳密に言うと少し違います。
ワーキングメモリーとは、脳の前頭連合野が実行する「一時的に物ごとを覚えておく能力」のことを指します。
よってワーキングメモリーを日本語にすると、「一時的記憶」「一時記憶領域」と記され、「一時的」という言葉が必ずつきます。

ワーキングメモリーの働き

ワーキングメモリーの役割は、脳に入ってきた情報を一時的に保管し、どの情報に結びつけるのかを整理し、不要な情報を削除することです。
ワーキングメモリーはパソコンの処理に例えると分かりやすくなります。
パソコンの処理能力(メモリ)が大きければ、それだけ一度にたくさんの処理を実行することができますが、能力が低く、自分の能力を上回る情報が入れば、情報の処理に時間がかったり、もしくは処理落ち(未処理)になってしまったりします。
頭の回転が速い人というのは、脳内のワーキングメモリーの領域が広く、効率的に働いている人のことなのです。

ワーキングメモリーを鍛えるメリット

ワーキングメモリーを鍛えるメリットは以下の通りです。

①複数の作業を同時にこなせるようになる

②複数のことを覚えておき、優先順位を決め、順番に処理できるようになる

③報酬を後回しにすることができる

③については幼児のマシュマロテストが有名で
1.マシュマロを今すぐ食べられる

2.15分がまんして、マシュマロを2つもらう

この2択を子どもに選んでもらうテストです。

ワーキングメモリーが優れた子どもは、「15分後にマシュマロを2つもらう」を選ぶことができます。
これは「すぐに結果が返ってこないこと」に打ち込めるかどうかということで、人生において成功や成果を得るための基礎となります。

ワーキングメモリーを鍛える方法

ワーキングメモリーを鍛える手段として代表的なものに以下があげられます。
トレーニングと構えず、日常生活の中で子どもと楽しく行うのが大切なポイントです。

① いないいないばあ
②読み聞かせと音読
③常に「どっちが好き?」と聞いてこどもに二者択一をさせる
④手指を使った作業
⑤間違いさがしゲーム

 

ワーキングメモリーは、生活をする上で欠かせない能力です。子どものころからのワーキングメモリーの働かせ次第で、将来の学習能力や仕事の能力、人とのコミュニケーション能力などあらゆる分野の可能性を広げることができるのです。
子どもたちの将来のために、できることから始めてみませんか?