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育脳教育!
2020/12/28

 「お正月遊び」で育脳!!

 

1年の幸福をもたらすためにやってくる年神様(としがみさま)をお迎えする「お正月」は、子孫繁栄や五穀豊穣を祈り、心新たに一年の始まりをお祝いする、日本の伝統的な行事です。子どもたちにとっても、家族みんなが集まって美味しいおせち料理をいただいたり、昔ながらの遊びに触れることができる楽しいひとときです。この、昔ながらのお正月遊びにはそれぞれ由来があり、子どもたちの様々な能力を伸ばす効果も期待できます。

では、育脳の観点からみて、お正月遊びにはどんな効果がもたらされるのでしょうか?

 

 

子どもの無病息災を願う「羽根つき」で育脳!

中国から伝わった「羽根つき」。羽に使う「無患子(むくろじ)」は、患わない子と書きます。昔は蚊が媒介する病気で子どもが亡くなることが多かったため、蚊を食べてくれるトンボに見立てた羽根を長く飛ばして厄除けをしたことが由来とされています。お子様の健やかな成長を願って一年の厄をたくさん払いのけるために、長く打ち続けた方がよいとされる「羽根つき」には、どのような育脳効果が期待できるのでしょうか?

テニスやバドミントン同様の身体的能力が必要とされます。距離感を操作する「定位能力」と、羽子板を操作する「識別能力」が鍛えられます。予測して動くことで「反射神経」も鍛えられますね。

ちなみに打ち損じた時に顔に墨を塗るのは罰ゲームではなく、うまく厄除けできなくても身を守れるよう、魔よけのおまじないとして顔に墨を塗るのだそうです。相手を思いやる、優しさも秘めているのですね。

 

 

五感をフルに使う「かるた」で育脳!

ポルトガル語で「カード」という意味の「かるた」。リズミカルな文章で「あいうえお」が楽しく覚えられますね。遊びながら挨拶や礼儀も身につけることができる「かるた」は、思いのほか子どもたちが夢中になるお正月遊びです。読み手の文章を耳を澄まして聞く、集中して探す、見つけてとる、といったように、あらゆる五感を使うので、楽しみながら脳を刺激し活性化させる効果が期待できます。「かるた」はまさに、反応能力が試される遊びです。取り札の位置を記憶すると有利になるので、空間把握のトレーニングにもなりますね。

 

 

全身運動できる「凧あげ」で育脳!

もともとは占いや戦いに使われていた凧あげですが、平安時代ごろに貴族の遊びとして伝来し、現代では庶民の遊びとして親しまれるようなりました。凧が天高くあがるほど神様に近づくので、願いが叶い子どもが元気に育つといわれています。凧をうまくあげるために、試行錯誤することで「創意工夫する力」が養われたり、風をつかんで糸を出したり引いたりする力が必要とされるので、「調整能力」が鍛えられますね。また、戸外で太陽の光を浴びたり、全身運動することから幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促すことにもつながります。

 

 

 

他にも「お正月遊び」には、かるたやコマ回しなど、いろんなものがあります。「なるほど!」と、理にかなった由来のものもたくさんありますが、すべての遊びに共通して言えるのが「楽しむこと」です。子どもたちは毎日成長しながらたくさんの事を吸収しようと、全身にアンテナを張り巡らせています。子どもたち自身が興味関心を持つことで、その吸収力は何倍にも膨れ上がります。子どもたち自身のやる気を尊重しながら、自己肯定感を育める遊びを大切にしていきたいですね。